フィギュアスケート・三原舞依 “度重なる苦境”支えたファンの言葉は…“元気の源”[2023/04/12 19:45]
13日からはじまるフィギュアスケートの国別対抗戦。今回、日本チームは8人中4人が金メダリストなんです。その中で、三原舞依選手(23)に話を聞きました。三原選手には、感謝を伝えたい人たちがいます。
■山あり谷あり…世界をつかんだ23歳
三原選手の今シーズンは、まさに快進撃でした。グランプリシリーズ2連勝を果たすと、グランプリファイナルを制し、世界の頂点に立ったのです!
三原選手:「(Q.この1年間振り返っていかがですか?)一つひとつの試合を全力で滑ることができて、メダルっていうのがうれしかったです」
世界をつかんだ23歳。しかし、これまでのスケート人生は、まさに山あり谷ありでした。
■原因不明の体調不良「体がついてこない」
16歳の時に、若年性リウマチを発症。入退院を繰り返します。
闘病生活を乗り越え、翌年にはシニアデビュー。すると、一気にエース格へと成長しました。
しかし、その2年後、さらなる試練がありました。原因不明の体調不良に襲われ、休養を余儀なくされたのです。
三原選手:「気持ちは滑りたとすごく思っていても体がついてこない。自分がすごく情けない」
思うように練習を詰めない日々。そんななかで、三原選手を救ったものがありました。
三原選手:「ファンの皆様が応援してお手紙くれた。心がポキッて折れないように周りからぎゅっておさえてくれた」
三原選手の元に届いたのは、数えきれないほどのファンからの手紙。その中で、特に力をくれた言葉があるといいます。
三原選手:「“あなたは必ず帰ってくる”。生きる力を、パワーをくれて本当に感謝しかない」
■ファンの言葉は“元気の源”
1年の休養を経て、リンクへ戻ってきた三原選手。大勢のファンがその演技を見守ります。
演技直後に待っていたのは、鳴りやむことのない拍手でした。
ファンの存在、そして温かい言葉。それらは、今でも三原選手の活躍を支えています。
三原選手:「(Q.ファンからの言葉やお手紙はどのようにご自身を強くしてくれた?)モチベーションを上げたい時や落ち込んだ時に見ています。私の元気の源なので、感謝の思いを演技でお返しできるよう頑張りたい」
(「報道ステーション」2023年4月11日放送分より)