世界水泳代表 池江、本多、松元がパリ五輪直前合宿地フランス・アミアンへ[2023/05/25 20:05]

パリのシャルル・ド・ゴール空港から車でおよそ1時間30分。フランス北部に位置するアミアン。
“北の小さなヴェネツィア”とも呼ばれ、街に巡っているソンム川沿いには色とりどりの家が並んでいます。
現フランス大統領エマニュエル・マクロン氏の出生地でもあり、
街の中心部にはユネスコの世界遺産“ノートルダム(アミアン)大聖堂”がそびえ立つ街です。

開幕まで残り1年2カ月と迫るパリオリンピック。
競泳ニッポンは五輪直前合宿地として、ここアミアンでトレーニングをする予定です。
希望制で現地入りしたのはヨーロッパグランプリにも参戦していた池江璃花子、本多灯、松元克央の3名。
今回、選手団が宿泊しているホテルは来年の直前合宿でも使用する予定。
そのために食品サポートを行う味の素のスタッフも現地入りしており、
ホテルで提供される食品や栄養素等の事前調査を実施中。既にパリに向けた準備が始まっています。

現地23日(火)午後に、会場に姿を現した日本代表。
ヨーロッパグランプリ3連戦で選手達にかなりの疲労が残っているためこの日は軽めのトレーニングでした。

練習後には現地アミアンの新聞社Gazette Sports Amienから3選手へインタビューが行われました。
Q:アミアンのプールを使ってみていかがだったか?
本多:冷たくて気持ち良かった。僕は太っているので丁度良い。
池江:冷たいなと思ったけど、水温の調整も出来ると聞いたのでそれが出来るなら凄く泳ぎやすかったし良い環境であった。
松元:水温の調整をして欲しいのと、色々悩みを聞いてもらっておもてなしをしてもらっていると感じた。

Q:アミアンの街の印象は
本多:今朝散歩した。教会にも行ってキレイで心が浄化された。街並みもきれいだった。
池江:ついた時から街がきれい。今までいろいろな街にいったけどトップを争うくらいキレイな印象。
松元:日本にない素晴らしい街だと思った。

Q:五輪前に調整して頂くが良い調整が出来そうでしょうか
本多:もちろんその通りだと思います。
池江:来年もしっかり日本の厳しい派遣記録を突破しないとパリには行けないのでまずは派遣突破してこの地で合宿出来たらいい。
松元:素晴らしい環境を与えて貰ったので結果で恩返ししたい。

Q:前回の東京五輪は地元開催。どのような気持ちで迎えたのか
本多:初めての代表だった。調整もしやすかったけど自国ではないので凄く楽しみだし良い結果を出せるようにまずは代表をとれるようにしたい
池江:東京五輪は観客がいなかったので寂しかったけど、リオも経験して独特の雰囲気や緊張感がある。五輪しか経験出来ないので来年も良い経験を積めたら。
松元:沢山の友人や家族が見てくれた。自国開催というプレッシャーもありそういったものも大変だと感じた。

Q:日本での世界水泳に向けて
本多:アミアン後は日本の拠点で練習。福岡では200mバタフライで日本記録を樹立して良い結果を出して日本の人の力を借りて盛り上げる試合をしたい。
池江:久しぶりに個人種目で代表入り。欧州GPを経てきたが、ヨーロッパの選手の雰囲気や状況を分かった。
あとは自分の足りない部分を補っていければそれなりに良い所までは行くと思う。しっかり日本に持ち帰ってやっていきたい。日本に帰ってからは合宿。集中してトレーニングを積めたらと思う。
松元:日本で強化する。福岡では来年のパリ五輪に繋がる、自信を繋げられる試合にしたい。

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。

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