およそ1年後に迫ったパリオリンピックに向けて、注目選手を応援していく「エールdeパリ」。
“エール”は英語では「Yell=応援」、フランス語では「Aile=翼」という意味の言葉。翼をつけてパリ五輪へはばたく選手たちを応援していきます。
今回、エールを送る選手は、日本バドミントンの新エース・奈良岡功大選手(22)です。
去年42位だった世界ランキングは、わずか1年で4位に浮上しています。
■対戦相手も対応できない…「奈良岡クロス」
奈良岡選手:「コロナ禍の時に試合に出られなくて、すごく悔しくて。1年間ずっと練習してたので。その練習の成果が去年でた」
著しい成長を遂げる奈良岡選手ですが、是非知ってほしい“エールポイント”があります。
それは「奈良岡クロス」です。
この「奈良岡クロス」は、シャトルをネット際に落とす奈良岡選手オリジナルのクロスショット。通常のネット際のクロスと比べ、打点が低いことが特徴です。
シャトルが地面に落ちるギリギリまでコースを見極め、相手が対応できないところへ打っているのです。
奈良岡選手:「手首は柔らかいと思うんですよ。結構、しならせることができるというか。ほとんど手首でやっている」
この技を可能にしているのが、奈良岡選手の柔らかい手首です。
手首をムチのようにしならせることで、コートの端から逆サイドの端まで打てているのです。
今月行われたインドネシアオープンでは、世界バドミントン(2019年)の銀メダリスト・デンマークのアントンセン選手(26)を相手に、「奈良岡クロス」が光りました。
低い打点から手首をしならせて、必殺技を決めていました。対戦相手は、全く対応できていませでした。
唯一無二の技「奈良岡クロス」で、男子シングルスで日本人初となるオリンピック金メダルを目指します。
奈良岡選手にエールを!パリへ羽ばたけ!
(「報道ステーション」2023年6月29日放送分より)
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