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報道ステーション

2023年7月12日 15:56

池江璃花子「退院してからのほうがつらくて…」 6年ぶりの世界水泳は「今までと違う」

2023年7月12日 15:56

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 7月14日に開幕する「世界水泳福岡」。

 開催地・福岡県出身の橋本環奈さん(24)が、「テレビ朝日 世界水泳福岡応援団」を務めます。

 そんな彼女が、同世代の競泳日本代表・池江璃花子選手(23)と特別対談。6年ぶりの「世界水泳」へ向け、“今の思い”を聞きました。

■池江選手と橋本さん…SNS通じて交流

 橋本さん:「私、勝手に(池江選手の)ツイッターをフォローさせていただいてまして。同世代ということもあって、池江選手の活躍をすごく楽しみにしています」

 池江選手:「ありがとうございます」

 池江選手と橋本さんは、これまでSNSを通じて交流がありました。

 池江選手:「元々アイドルで、女優、モデルをやっていて、本当に忙しそうすぎて。プライベートの時間とれているのかなと思っちゃいます。こんなところで、言えるか分からないですけど(笑)」

 橋本さん:「いやいや(笑)。意外に休みあります。友達と旅行したり、家族と温泉に行ったりしています。(外出先で)すぐ気づかれません?池江選手」

 池江選手:「私、でかいので。ガタイがいいので、『肩幅広いな』って見られていると思います」

 橋本さん:「そこですかね(笑)」

■池江選手「退院してからのほうがずっとつらくて…」

 4年前、白血病と診断され、辛い闘病生活とリハビリを経て競技に復帰しましたが、個人種目の派遣標準記録に届かないレースが続きました。

 それでも今年、復帰後初めて個人種目で代表の座を勝ち取ったのです。

 池江選手:「泳げなかった時、病気してた時もつらかったんですけど。退院してからのほうがずっとつらくて。泳げることになって得られる幸せもあれば、つらさだったり、苦しさだったり、むなしさだったりをものすごく感じるようになって。泳いでも泳いでも皆に追い付かなかったり。昔の自分を知っているからこそ、すごくそれがつらかったです」

 橋本さん:「泳いでる時は、1人じゃないですか。メンタルもすごく大事だと思うんですけど、自分では、どういう性格だと思いますか?」

 池江選手:「メンタルは、強いほうではないと思っています」

 橋本さん:「そうなんですね」

 池江選手:「ただ、試合直前になると、気持ちも上がってきて。今年4月の日本選手権も最後の最後まで自信はなかったけど、スタート台の前に立った瞬間、力がみなぎってきました」

 橋本さん:「その場に立って力がみなぎってくるのは、すごいなと。池江選手の泳ぎを見て、心を動かされる人たくさんはたくさんいると思う」

■6年ぶりの世界水泳 池江選手「今までと違う」

 6年ぶりに、世界水泳のスタート台に立つ池江選手。12日から、最後の合宿が始まります。

 池江選手:「想像するだけで鳥肌が立つというか。過去の福岡で開催された世界水泳の映像を見た時に、日本中が応援してくれて、チームが盛り上がって、楽しそうな試合を自分も経験したい。ワクワクしてる気持ちは、今までと違うなと」

 橋本さん:「23日に、会場へ行く予定なんですけど、100メートルバタフライに池江選手が出場されるということで、めちゃくちゃ楽しみにしています」

 池江選手:「橋本さんがせっかく来てくださるなら、何度も私の姿を見てもらえるように(23日の)準決勝まで進めるように頑張りたいと思います」

 橋本さん:「是非とも見たいです。試合後、インタビューしても大丈夫ですか?」

 池江選手:「もちろん来てください。直接お会いしたいです」

(「報道ステーション」2023年7月11日放送分より)

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