スポーツ

報道ステーション

2023年9月22日 18:26

なでしこジャパン・宮澤ひなた「スピードは誰にも負けたくない」 大舞台での才能開花

なでしこジャパン・宮澤ひなた「スピードは誰にも負けたくない」 大舞台での才能開花
広告
1

来月からパリオリンピック予選が始まります。その予選に向け、なでしこジャパンは23日に強化試合を行います。

内田篤人さんの注目は、宮澤ひなた選手(23)。ワールドカップで得点王、ストライカーに話を聞いてきました。

■格上スペイン戦 “生かす”から“得点源”へ

なでしこジャパン・宮澤ひなた選手。先月のサッカー女子ワールドカップ初出場で、5ゴールの活躍。2011年の澤穂希さん以来、日本人2人目となる得点王に輝きました。

内田さん:「今回、得点王ですね。おめでとうございます」

宮澤選手:「ありがとうございます」

内田さん:「(得点王に)なれると思ってました?」

宮澤選手:「まったく。なんでこんなに取れてるんだろう?」

内田さん:「自分でも?」

宮澤選手:「まだ、そんな感じなんですけど」

実は宮澤選手、昨シーズン所属していたWEリーグの仙台では、たった1得点しか挙げていません。どうして大舞台で、5得点の活躍ができたのでしょうか?

宮澤選手:「ゴールを決めるより、アシストの方がうれしいって思っていた。所属チームだとゴールを決めるより、パスを出す。代表だとポジションは一緒ですけど、いろんな選手がいて、生かしてもらえる」

所属チームでは、ゴールを決めるよりチャンスメイクが多かった宮澤選手ですが、本来彼女が持つ最大の武器はスピードです。

今大会、そのスピードが生かされた試合があります。それが、格上スペイン戦。

動き出しから、加速!スピードに乗ったところに、味方からパス!そのまま、ゴール!周りを生かす側から、自分が得点源へ。

代表では、持ち味のスピードをトップレベルの仲間たちに生かされることで、ストライカーとしての能力が開花したのです。

宮澤選手:「スピードは誰にも負けたくない。一瞬のスピードや、相手が少し目を切った隙にタイミングを取る。得点シーンにもつながった。自信になりました」

■“ピンクのヘアバンド”川澄選手きっかけ

そんな宮澤選手がサッカーを始めたのは、幼稚園の時。3歳上のお兄さんの影響でした。そして2011年、なでしこジャパンのワールドカップ優勝が、当時11歳の宮澤選手の人生に大きな影響を与えます。

宮澤選手:「なでしこジャパンが優勝した時に、画面越しでもキラキラしてるのが伝わってきて。目指したい夢に変わった。実際にここに立って活躍したいという想いは強くなりました」

内田さん:「目標の選手や好きな選手は?」

宮澤選手:「今ヘアバンドしてるきっかけが川澄奈穂美選手で。ずっと男の子の中でプレーしてたので、女の子って分かってもらえなくて。髪の毛も短くて。ピンクのヘアバンドに憧れて。それから着けるようになりました」

内田さん:「そうなんだ」

■海外挑戦「日本人でもできる」さらなる高みへ

それから、U-17ワールドカップで準優勝、U-20ワールドカップで優勝を経験するなど、アンダー世代で世界を相手に結果を残してきた宮澤選手。今回ついに、幼いころから夢に見ていた憧れの大舞台ワールドカップに立ち、日本をベスト8に導きました。

内田さん:「帰ってきて反響ありました?」

宮澤選手:「すごかったですね。結果がすごく大事なんだなというのを、行く前と行ってからの差をすごく感じた。勝ち進むにつれて、ここまで違うんだなと」

内田さん:「それは男子もそうなんでね」

宮澤選手:「もっと結果を出さないと、今後の女子サッカーにつながらないなと、今大会通じて思ったので」

ワールドカップを経て、さらなる高みを目指す宮澤選手は、海外挑戦を決意。イングランドの名門、マンチェスター・ユナイテッドに移籍が決まりました。

宮澤選手:「不安で、海外でできるのかなというのはありましたが、自分のためにもっと厳しい環境に身を置かないといけないと思うようになった」

内田さん:「揉まれていくなかで、性格とか変わってくるので大丈夫」

宮澤選手:「大丈夫ですかね」

内田さん:「絶対、大丈夫!」

宮澤選手:「自分がボールを持ったら、お客さんがワッて沸くようなプレーをしたい。日本人でもできるんだぞ、と見せられたらなと思っています」

(「報道ステーション」2023年9月21日放送分より)

広告