世界にバレるか!?“浦和っ子”伊藤敦樹 2戦連続弾でアピールなるか ボランチ奪取へ[2023/10/12 20:05]

サッカー日本代表は13日に新潟市で開催される国際親善試合でカナダ代表と、17日には神戸市でチュニジア代表と対戦する。
日本人初のスペインリーグ月間MVPを受賞した久保建英(ソシエダ)や、カタールW杯以来の代表復帰となり、今シーズンはフランスリーグで7試合3ゴール3アシストと好調をキープする南野拓実(モナコ)など海外組に注目が集まるが、国内組の勢いも目覚ましい。中でも注目を集めるのが、浦和レッズ所属のプロ3年目のMF伊藤敦樹。
今年6月に代表デビュー、9月には初得点をマークし、海外組がひしめく“中盤の要”ボランチの奪取を狙う。

埼玉県浦和市(現:さいたま市緑区)出身の伊藤敦樹は現在25歳。幼少期からの浦和ファンで、地元クラブでサッカーを始めた生粋の“浦和っ子”は中学から浦和レッズのアカデミーの門を叩き、ジュニアユース、ユースと6年間を過ごした。トップチーム昇格は果たせなかったものの、流通経済大学に進学し、大学4年時には念願の浦和加入内定、特別指定選手となった。翌2021年に正式加入、シーズン開幕戦からスタメンでフル出場を果たしリーグ戦36試合に出場、1年目からボランチのレギュラーの座を勝ち取った。
プロ3年目となる今季はここまで2ゴールながらもリーグ10位となる5アシストを記録、5月にはアジア・チャンピオンズリーグ優勝も経験した。

6月の初招集から9月、10月と3回連続での招集となったMF伊藤敦樹。
代表デビューは、初招集となった6月のエルサルバドル戦。試合前日に川村拓夢(広島)が体調不良で離脱となったための緊急招集だった。
世代別の代表経験もない伊藤は初めてSAMURAI BLUEのユニフォームに袖を通すことになった。そして試合終盤には守田英正(スポルティング)に代わって出場し、代表デビューを飾る。
9月のトルコ戦では初スタメン。ドイツ戦に先発した遠藤航(リバプール)・守田コンビに代わり、同学年の田中碧(デュッセルドルフ)とWボランチを組んだ。右サイドでボールを受けると、堂安律との華麗なワンツーで中へ。豪快な左足でのミドルシュートで代表2戦目にして初ゴールとなる先制点を挙げた。
来月から始まるFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選でのレギュラー奪取に向けて、今回の試合でも海外組を押しのけて存在感を示すことができるだろうか。

写真:AFP/アフロ

▼今回の招集メンバー(カッコ内は所属)
GK
小島亨介(新潟)
12 大迫敬介(広島)
23 鈴木彩艶(シントトロイデン/ベルギー)

DF
3 谷口彰悟(アルラヤンSC/カタール)
4 板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
22 中山雄太(バダースフィールド/イングランド)
19 町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
26 毎熊晟矢(C大阪)
16 冨安健洋(アーセナル/イングランド)
21 伊藤洋輝(シュツットガルド/ドイツ)
27 橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)
2 菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)

MF/FW
6 遠藤航(リバプール/イングランド)
14 伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
18 浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)
8 南野拓実(モナコ/フランス)
11 古橋享梧(セルティック/スコットランド)
5 守田英正(スポルティング/ポルトガル)
7 川辺駿(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
24 旗手怜央(セルティック/スコットランド)
15 伊藤敦樹(浦和)
9 上田綺世(フェイエノールト/オランダ)
17 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
25 奥抜侃志(ニュルンベルク/ドイツ)
13 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
20 久保建英(ソシエダ/スペイン)

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