大谷翔平“活躍”が世界中でアートに 躍動感あふれる「書道」に隠れていたのは[2024/01/14 11:00]

■ドジャースに決まり早速LAには巨大壁画が!

 大谷のドジャース入団会見からおよそ1カ月。

ロサンゼルス支局 力石大輔記者
「ドジャースタジアムから車で15分程ダウンタウンの一角です。いくつかスポーツショップ集まっているエリアなんですが、見えてきました。大谷選手のペインティング。かっこいいですね」

 描かれていたのはSHOTIMEの文字と共にドジャースのユニフォームを着てバットをかつぐ大谷の姿。

 すでに大谷はこの街の顔になっていると言います。

壁画の製作者 ジョナス ネバーさん
「オオタニはロサンゼルスのスポーツ界にとって間違いなくビッグな存在になるだろう」

場所の提供者 エリック パクさん
「大谷選手がドジャースの一員になったんだからロサンゼルスの町にとってはうってつけの絵だよ」

 さらにロサンゼルスの人気観光地・ハモサビーチにはチームの顔・ベッツと共に描かれた大谷選手の壁画も。

壁画の製作者 グスタボ ゼルメーニョ ジュニアさん
「ドジャースはプレイオフで勝てていないからね。だからオオタニが最後のピースとして僕らをワールドシリーズ優勝に導いてくれるといいね」

■“カラフル”な大谷は一体何から?

 続いては、カラフルに描かれた大谷。実はこれ560個のルービックキューブを合わせたルービックキューブアートなんです。

 バランスよく下から積み上げられ…およそ2時間半かけて笑顔の大谷が出来上がりました。

ルービックキューブアーティスト ディランさん
「ここアメリカにおいて、ショーヘイ・オオタニは世界で最も優れた野球選手の一人です。そこで、私は楽しみのために彼の作品を作りました」

 しかし完成したのも束の間…作品を撮影するとすぐに壊してしまうというディランさん、それでも制作する楽しさがあると語ります。

ルービックキューブアーティスト ディランさん
「スポーツのファンと私の作品を共有することができます。私は、ルービックキューブアートで各地を回りファンと出会うことをとても楽しんでいます」

■書道アート“大谷”に隠された秘密とは?

 日本からは伝統文化の達人、書道アーティストの原愛梨さん。原さんの書道にはある特徴が…。

書道アーティスト 原愛梨さん
「“文字”と“絵”を組み合わせるっていうのが私なりの特徴だと思いますね」

 「鬼」が描かれたこちらの作品は身体や足の部分に「喜び」や「悲しみ」など5つの文字が隠れていました。


書道アーティスト 原愛梨さん
「言葉がさらにより重みを持って人に伝わる作品が書けるっていうのが、私の作品の魅力の1つかなと思ってます」

 ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手を描いた時は現地観戦した際に本人に作品をプレゼントしました。

書道アーティスト 原愛梨さん
「渡した時に喜んでもらえるっているのが一番の喜びでもありますし書いてよかったなっていうふうに思いますね」

 文字と絵の融合が特徴的な原さんの書道。2度のMVP受賞を受け投打・二刀流の大谷を書いてもらいました。

 筆を持ち真剣な表情で書き始める原さん。書き始めから5分…。バットを構えているであろう大谷の上半身部分が現れました。

 およそ25分かけ完成した作品は…。

 大きく書かれた打者・大谷。そして中央には投手・大谷。二刀流に「挑戦」し続けている様が表現されています。そして身体には…。

 漢字で「新」と「大谷翔平」の文字が。

書道アーティスト 原愛梨さん
「大谷選手が常に新しいことに挑戦し続けている、まさにその大谷選手自身を表す言葉が
この挑戦だなっていう風に思ったので書きました」
「(Q.工夫した部分は?)やはりこのシルエットですね。大谷選手ならではの迫力を感じつつどこかこうリラックスしているような感じを出したいなっていうところで背中というかその横顔からも漂わせるっていうところを1番工夫しました」


■「色鉛筆500本」駆使し描いた“大谷”

 躍動感あふれる投手・大谷。今にも動き出しそうです。実はこの絵、色鉛筆で描かれているんです。

 この作品を描いたのはSNSでフォロワー1万人越えの色鉛筆アーティスト・Rannosuke[ランノスケ]さんです。

色鉛筆アーティスト Rannosukeさん
「(Q.これどういうきっかけで最初描き始めたんですか?)最初二刀流みんなに無理だって言われてたじゃないですか。だけど、日本でもメジャーでもやってのけて、その姿に感動してなんか自分も夢に挑戦する勇気をもらったと言いますか。そんな感じで描き始めました」 

 これまで投打の大谷を描いてきたRannosukeさん。作成中の新作はシーズン100安打を放った試合で撮られたベンチでの姿でした。

色鉛筆アーティスト Rannosukeさん
「ベージュの肘のガードのとこなんですけど、薄い色って、言い訳きかなかったりするので、優しい力で一生塗っていて、色を均一化させたりする」

 約500本もの色鉛筆を駆使して描く色鉛筆アート。今回難しいという顔の色塗りを見せていただきました。

色鉛筆アーティスト Rannosukeさん
「(Q.フェイスラインあたりですか?)そうです。自分は輪郭の辺りから描かないと。なんか輪郭、顔の周りから中心に攻めていく」
「(Q.これ、なんか肌色よりも茶色とか紫とか。そういう色、今の時点で多く使ってますね)いろんな色入れておくと、なんか味みたいになったり、深みが出たりする」

 およそ1時間40分後…。

色鉛筆アーティストRannosukeさん
「(Q.ものすごく細かい作業ですね)そうですね。顔は大変ですね」
「(Q.他の部分と比べてやっぱり顔はより大変なんですか?)他の色より気持ち色入れちゃう、入れたくなっちゃうんで」

 背景に青が足され、首の筋肉から髪の毛のハネ、ユニフォームのシワまでまるで写真のような1枚です。

色鉛筆アーティスト Rannosukeさん
「(Q.これから先のビジョンは?)地道に描いていってゆくゆくは有名になって飯食って行けたり友達に楽させたりできればなと思います」

(サンデーLIVE!! 2024年1月14日OA)

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