ゴルフ“全米女王”笹生優花「今度は日の丸を背負ってパリ五輪へ」[2024/02/24 13:14]
笹生優花選手(22)はパリオリンピック出場に向けある特別な思いを抱えています。オフの姿に密着しました。
年末、フィリピン。常夏の国でゴルフを楽しんでいたのは笹生優花選手。
笹生優花選手
「楽しいっすよ、ゴルフ。なかなかパー取れない」
日本人の父とフィリピン人の母を持つ笹生選手。
3年前、史上最年少の19歳で全米女子オープンを制し、一躍脚光を浴びました。
その後の東京オリンピックでは、母の母国であるフィリピン代表として出場。
彼女の最大の魅力は、平均270ヤードを超える世界トップクラスの飛距離です。
そんな彼女も、ひとたびゴルフを離れると、大好きなアニメ鑑賞。さらにこの日はフィリピン最大級のアニメショップへ。
笹生選手
「これ知ってます?仮面ライダー好きだったんですよ」
「これにします。竈門炭治郎」
「ゲットしちゃいました」
屈託のない笑顔が印象的な22歳。しかし、彼女はパリオリンピックを前にある大きな決断を下さなければなりませんでした。それが、国籍の選択。以前から父の母国・日本と母の故郷フィリピンのどちらを選ぶかで悩んでいました。
笹生選手(2021年取材)
「フィリピン人で日本人でもある。どっちが良いって言われてもどっちが良いとかはない」
自分はフィリピン人でもあり日本人。考え抜いた末に出した答えは日本国籍の選択でした。
笹生選手
「お母さんの国と、今度はお父さんの国を背負って五輪に出るのはなかなかないので出られたらうれしい」
今度は日の丸を背負って…。2大会連続のオリンピック出場を目指します。