ワールドシリーズ連覇へ、ドジャース大谷翔平選手は動き出しています。日本時間の14日から始まるリーグ優勝決定シリーズ、強豪のブルワーズを相手に“二刀流”大谷選手はどう戦うのでしょうか。
ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたドジャース。日本時間の12日、次の対戦チームがブルワーズに決定しました。レギュラーシーズンでは6戦全敗と1勝もできていない強敵です。
二刀流の大谷選手は、どう戦えばいいのでしょうか。メッツなどで活躍した元メジャーリーガー・五十嵐亮太さんに聞きました。
元メジャーリーガー 五十嵐亮太さん
「(Q.大谷投手が投げる場合、注目する対戦相手は?)1番チョーリオ、3番コントレラス、4番イエリッチ。特にチョーリオ選手に関して言うと、かなり高い打率をキープしているので、彼が出塁することによって後ろもつながりやすくなっているので、特に上位打線というのは注意です」
日本時間の12日も3番・コントレラスが先制ホームランを放つなど強打者ぞろいのブルワーズ。
投手・大谷選手が抑えるためには何が必要なのでしょうか。五十嵐さんが注目したのは意外な球種でした。
元メジャーリーガー 五十嵐亮太さん
「カーブですね。大谷選手の場合、ストレートがあって、スイーパー、スライダーはある程度、速いボール。カーブはそこからグンとスピードが落ちるので、バッターのタイミングもしっかり外せるし、空振りも取れている」
チームが勝ち上がるために鍵となるのは、もう1人の日本人選手だといいます。
元メジャーリーガー 五十嵐亮太さん
「彼がいないと、この先勝ち進んでいけないだろうというぐらい、貴重な存在だと思います」
ポストシーズンではクローザーとしてマウンドに上がっている佐々木朗希投手。3戦連続無失点と圧巻の投球で新守護神と称されています。好調の理由は…。
元メジャーリーガー 五十嵐亮太さん
「“走り幅跳び”に例えて言うと、走って行って踏み切るその直前に、しっかり踏み込んで飛ぶのか、それとも合わせて飛ぶのかでは、その力強さとか飛距離の伸び方って違うじゃないですか。今はしっかりと踏み込めているって話なんですよ」
打者としてはポストシーズンに入り2本のホームランを放っている大谷選手ですが、打率は1割台に低迷。
ドジャース ロバーツ監督(53)
「ボール球に手を出しすぎていて、真ん中の球は見逃す傾向があった」
元メジャーリーガー 五十嵐亮太さん
「ただ…『大谷選手打たなくなってきたよな』『結果が出てないよな』という話の後には結果を出す選手なので、期待できると思います」
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦は日本時間の14日、敵地のミルウォーキーで行われます。
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