ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ。ワールドカップの対戦国も決まり、世界の選手たちの活躍も気になります。ワールドカップの主役はもちろんですが、対戦国の選手も出場して活躍しています。内田篤人さんの解説で見ていきます。
■互い譲らぬ「優勝候補対決」
エスコートキッズも興奮を隠し切れなかったのは、レアル・マドリードとマンチェスター・シティ、優勝候補同士の対戦です。
「子どもだけでなく、大人もタオルマフラーを掲げ、大興奮の試合です」
レアルは前半28分、自陣深くでボールを奪うとカウンターを仕掛けます。
イングランド代表ベリンガム選手(11)が右サイドのブラジル代表ロドリゴ選手(24)へ。そのままシュート!レアルが先制です。
「簡単そうに見えるんですが、トップスピードで走り上がって、ファーストタッチが完璧でした。シュートコースが少し難しく、角度がないかなと思ったんですが、逆サイドにしっかり蹴り込む、お手本のようなシュートでした。キーパーも届かなかったです、ここに蹴られては。いいコースでした」
一方、シティは同点に追いつき前半42分。ペナルティーエリア内でノルウェー代表ハーランド選手(25)が倒され、これがPKになりました。
「この試合は、かなり密着マークされていたんです。その中でもきっちり仕事をこなしたかなと。そして、このPKもちゃんと決めて、さすがエースという感じです」
シティが逆転勝利です。
■チームでも躍動「南野拓実」
フランス・モナコに所属する南野拓実選手(30)は後半3分、味方のパスにダイレクトシュート!惜しいシュートでした。
「後ろからプレッシャーもありながら、しっかり枠に飛ばすためにインサイドで飛ばしましたが、ゴールキーパーもよく反応しました」
後半23分、モナコのコーナーキック。アメリカ代表バログン選手(24)のゴールが決勝点となります。
「実は、この選手は9月の日本代表戦でも得点を挙げていたんです。大事なところで点を決めてきます」
この試合、南野選手が最優秀選手に選ばれました。
■W杯注目「日本代表&ライバル」
日本代表のディフェンダー、コペンハーゲンの鈴木淳之介選手(22)。アウェーでスペインのビジャレアルと対戦します。
前半、相手のクロスボールをヘディングでクリア。体を張って守ります。
「スペインの強豪とも競り合いで負けない。落下地点に入るのもそうですが、ジャンプ力もあって、しっかり弾いていますから、日本代表にとってもプラスです」
その後も、鋭い出足で相手にボールを渡しません。
そして、同点で迎えた後半3分、鈴木選手のカットからボールをつないでいくコペンハーゲン。つないでいって決めたのは、ワールドカップで日本と対戦するチュニジア代表アシュリ選手(26)でした。
「チュニジア代表は有名な選手がたくさんいるかと言うとそうではないのですが、世界トップレベルの大会で活躍する選手がいるので、ここも要注意です」
コペンハーゲンはアウェーで勝利を収めました。
トッテナムでも日本と対戦するオランダ代表が活躍したんです。PKをもらったのはシモンズ選手(22)です。
「体、厚さというのはそれほどないんですが、テクニシャン。絶妙なトラップ。ディフェンダーも足を出してしまいます。PKのもらい方というのも上手かなと思います」
このPKを自ら決めて、トッテナムが勝利しています。
(「報道ステーション」2025年12月11日放送分より)
「さすがエース」ハーランド マンCがレアルに逆転勝利! 欧州CL第6節 内田篤人解説
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