【一問一答】大谷翔平 「素晴らしい」全米ドラ1ルーキーの100マイル直球から第15号HR

[2024/06/06 15:41]

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<パイレーツ 10−6 ドジャース>日本時間6日、PNCパーク

ドジャースの大谷翔平は敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に「2番・DH」で出場し、5打数2安打1本塁打。チームは6対10で敗れた。

パイレーツの先発は2023年ドラフト全体1位のポール・スキーンズ(22)。今年5月にデビューを飾り、最速101.9マイル(約164キロ)を投げる剛腕ルーキーと大谷の対決に注目が集まる一戦となった。

大谷の第1打席は、101、100、100と全て100マイルを超えるスキーンズのストレートにバットが空を切り、三球三振に倒れた。
しかし3回表、2死一塁で回った第2打席では、カウント3?2と追い込まれながら甘く入って来た100マイルのストレートを完璧に捉えた。速度105.6マイル(約170キロ)、飛距離415フィート(約126.5メートル)の打球はセンターバックスクリーンに入る5試合ぶりの15号2ランホームランとなった。
大谷は5回の第3打席にもライト前を放ち、スキーンズとの対決は大谷に軍配が上がった。

7回の第4打席は3番手チャップマンの高速シンカーに三振に倒れ、続く8回、1点を返すもなお4点を追う第5打席、2死二、三塁のチャンスも大きなライトフライに倒れ、今日の大谷は5打数2安打1本塁打2打点2三振という結果に。

試合は、ドジャース先発のパクストンが2回に打者一巡の猛攻を許し、6失点で降板。その後も1点を追加されたドジャースは0対7とパイレーツに序盤から大きくリードを許す。
3回に大谷の2ラン、5回にパヘスのソロホームランで3対7とするが、その裏、ドジャースは味方のエラーもあってさらに1点を失い3対8に。後半戦も両チーム得点を重ねるが、ドジャースは数回訪れたチャンスをものにできず、6対10でパイレーツに逃げ切られて2連敗となった。

3勝目を手にしたスキーンズ投手

PNCパークで自身初のホームランを放った大谷は試合後の取材に応じた。
記者の質問が集中したのはパイレーツ先発の剛腕ルーキー、スキーンズとの初対決についてだった。

【一問一答】「素晴らしいボール」「ぜひ打席に立って」

ホームランを放った大谷とスキーンズ(手前)

Q今日のホームランを打ったが何かコツをつかんだのか?
良くなるように毎日やっていますし、良い日もあれば悪い日ももちろんあるので、それを毎日チェックしながらやっている感じかなと思います。

Qスキーンズ投手は評判どおりのピッチャーだったか?
素晴らしいボールでしたし、最初の打席なんかもあんまり良いスイングだったとは言えなかったので。その後打てたのは良かったですけど、各打席、素晴らしいボールを投げていたと思います。

Q(スキーンズ投手の)ストレートは何か特徴があったか?
スピードよりもアングルだったりとか、リリースポイントだったりとか、って言う方が特徴的なのかなと思ったので、それを頭に入れてまず次の打席に.いきました。

Q1打席目、3球連続のストレートに驚いたか?
いや、特にびっくりはしなかったですかね。

Q(きのう対戦した)ジョーンズ投手と比べて違いを感じたか?
動き自体が、スピードよりも動き自体だったりとかそういう、投げ方だったりとかいう違いの方が強いかなと思うので、スピードはどちらも早いんですけど、特徴的な、どちらも違った良いまっすぐだったんじゃないかなと思います。

Qチーム全体的に速球が打てていない?
良いアプローチ自体はできていると思うので、まあ最後自分の打席でもちろんホームランになって、1点差になればまだまだわからない試合ではあったので、少し噛み合わなかったかなとは思います。

Qスキーンズ投手はどのようなまっすぐ?
もちろん速いは速かったです。球速は間違いないので、それはどのピッチャーも同じですけど、それぞれに特徴はあるんじゃないかなと思います。

Qデータによると100マイル以上の球を打ったことがなかった?
そもそも100マイルを投げるピッチャーが少ないので、サンプル自体はもちろん少ないですけど、手応え自体はそんなにどれも、どれもと言うか、変わらないというかと思います。

Qふくらはぎの状態、打撃への影響は?
ハムストリングスのことですか?
だいぶ、そうですね良くはなってきています。良くなっていると思います。

Q投手の気合を感じた?
それはどのピッチャーもあるんじゃないかなと思いますけどね。もちろん気の強い、弱いピッチャーいると思いますけど、どのピッチャーも抑えるために最善の球を投げてくるとは思うので、そこはどのピッチャーもメジャーリーグで投げている以上はあまり変わらないかなと思います。

Q若い選手との対決に喜びを感じることは?
毎年毎年、良いピッチャー出てきますし、バッターももちろんそうですけど、良い選手がどんどん入れかわりで出てくるので、そのスピードって言うのは凄い早いなあというのは毎年感じますね。

Qスキーンズ投手は大谷のメジャー初登板(エンゼルス時代)も観て、二刀流にあこがれてるらしいが?
ぜひ打席に立ってほしいなと思います。彼にも。はい。

  • 三球三振に倒れる大谷
  • 27球場目となる第15HRを放った大谷
  • ホームランを放った大谷とスキーンズ(手前)
  • 3勝目を手にしたスキーンズ投手

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