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2024年12月14日 20:24

中村憲剛さんが引退試合「夢のような時間でした」サッカー界や芸能界から100人以上が集結

2024年12月14日 20:24

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川崎フロンターレや日本代表で活躍し、2020年に現役引退した中村憲剛さんが、14日にUvanceとどろきスタジアムで「明治安田 presents 中村憲剛 引退試合」を行った。

2020年に行われた引退セレモニーや現役ラストマッチの天皇杯決勝は、コロナ禍での開催だったため、入場制限や声出し応援が禁止されていた。
当時、チャントを歌うことができなかったが、この日はスタジアムに集まった2万2014人のサポーターが中村選手へ精一杯のチャントを送っていた。

■エキシビションに澤さんやラモスさんが出場 親子共演も

引退試合の前に行われたエキシビションマッチでは、小学生時代にチームメイトで元日本代表の澤穂希さんが率いる「なでしこフレンズ」と中村さんの憧れである元日本代表のラモス瑠偉さんや親交のあるナイティナインの矢部浩之さんらが集結した「ケンゴフレンズ」が対戦した。

試合途中には中村さんの長男である龍剛さんもピッチに立ち、父を彷彿とさせるプレーを見せ、サポーターを沸かせた。

また、「なでしこフレンズ」のイレブンとして出場した女子レスリングオリンピック3連覇の吉田沙保里さんが中村さんにタックルを仕掛け、VARチェックが入る場面も。

エキシビションマッチ後には、フロンターレのOBで現在はプレミアリーグのブライトンで活躍する三苫薫選手などがビデオメッセージで登場し、スタジアムのサポーターからは歓声が上がった。

■共に世界と戦ったサムライブルーとピッチに

引退試合の前半戦は中村さんと共に日本代表で世界と戦ったメンバーが集結し、「JAPANフレンズ・ブルー」と「JAPANフレンズ・ホワイト」に分かれてJAPANフレンズマッチが行われた。

内田篤人さんや長友佑都選手(FC東京)、遠藤保仁さん、小野伸二さんら豪華なイレブンがピッチに立ち、集まったサポーターを魅了した。

前半戦途中では、中村さんが「JAPANフレンズ・ブルー」から「JAPANフレンズ・ホワイト」にチーム変更。
ユニフォームを着替える際には、場内アナウンスから「中村選手のユニフォームの着替え待ちです」と笑いを誘う場面も。

中村さんはJAPANフレンズマッチで、4ゴールを決める活躍。
ゴールを決めるとサポーターと息を揃えたゴールパフォーマンスを披露した。
JAPANフレンズマッチは6対3で「JAPANフレンズ・ホワイト」が勝利した。

■バンディエラ・中村選手の下にフロンターレイレブンが集結

後半戦はフロンターレのバンディエラである中村さんとクラブで共にしたメンバーで構成され、「KAWASAKIフレンズ・ブルー」と「KAWASAKIフレンズ・ホワイト」に分かれてKAWASAKIフレンズマッチが行われた。

「KAWASAKIフレンズ・ブルー」の3-1-6の超攻撃フォーメーションが発表されるとスタンドからは驚きと笑い声があがった。

試合終了間際には、中村さんにフリーキックの場面がおとずれると、両チームの選手が全員で壁を作り始める。
すると、これに中村さんも壁に加わり、内田篤人さんがカメラマンを務め、記念撮影が始まった。
これにスタジアムからをこの日一番の笑いが起きた。
その後、中村さんが全員で作った壁を超えるフリーキックを決めた。
KAWASAKIフレンズマッチは3対2で「JAPANフレンズ・ブルー」が勝利した。

■「(チャントを歌ってもらって)送り出してもらえて本当に感無量です」

セレモニーであいさつする中村憲剛さん
試合後のセレモニーであいさつする中村憲剛さん
中村憲剛さん
「4年前に現役引退して引退セレモニーもしていただいたんですけど、当時はコロナ禍でチャントが歌えない中、引退しました。
でも今日、中村憲剛のチャントを歌ってもらって、その中でプレーして送り出してもらえて本当に感無量です、ありがとうございます。」

あいさつ後に、共にプレーした家長昭博選手や谷口彰悟選手が寿司職人の格好で登場し、オリジナルデザインの寿司桶を贈呈された。

■「このままずっとサッカーができたらいいなと思いました」

試合後の会見で答える中村憲剛さん
試合後の会見で答える中村憲剛さん
中村憲剛さん
(Q.息子さんとラモスさん、澤さんと一緒にプレーした感想)
「親の自分がびっくりするぐらい(息子が)普通にプレーしていたので大したもんだなと思いました。」
「(ずっと憧れだった)ラモスさんとパス交換ができたことがたまらなかった」
「最後は澤さんまで(パス交換に)入ってきてもらって感謝したい、夢のような時間でした、このままずっとサッカーができたらいいなと思いました。」

会見の最後には、
「サッカーをみんなに知ってもらいたい、日本サッカーのレベルをみんなであげたいし、自分の役割があると思っています」と今後について語り、アスリート憲剛が完結した。

■プロフィール

Uvanceとどろきスタジアムのバンディエラゲート
Uvanceとどろきスタジアムのバンディエラゲート
中村 憲剛
1980年10月31日
東京都小平市生まれ
175cm/66kg
ポジション:MF
【川崎フロンターレ】2003年〜2020年
・Jリーグ通算(J2を含む)出場試合:546 得点:83
・獲得タイトル(チーム)
 J1リーグ:優勝(2017、2018、2020)
 リーグYBCルヴァンカップ:優勝(2019)
 天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会:優勝(2020)
・獲得タイトル(個人)
 Jリーグベストイレブン:8回
  (2006、2007、2008、2009、2010、2016、2017、2018)
 Jリーグ・最優秀選手:1回(2016)
【日本代表】 2006年〜2013年
・代表通算 出場試合:68 得点:6
 AFCアジアカップ(2007、2011)
 東アジアサッカー選手権大会(2008、2010)
 FIFAワールドカップ南アフリカ大会(2010)
 FIFAコンフェデレーションズカップ(2013)
  • 澤穂希さんと対峙する中村憲剛さん
  • 試合後のセレモニーであいさつする中村憲剛さん
  • 試合後の会見で答える中村憲剛さん
  • Uvanceとどろきスタジアムのバンディエラゲート