新天地にロサンゼルス・ドジャースを選んだ佐々木朗希投手(23)。23日、本拠地のドジャー・スタジアムで入団会見を行いました。
■佐々木朗希投手 ドジャース入団会見
「ドジャースの一員になれてうれしく思います。早く皆さんに会えるのを楽しみにしています。ゴー!ドジャース!」
ついにドジャースのユニホームに腕を通した佐々木朗希投手。決断の裏にあった思いを語りました。
佐々木投手はドジャースのチームカラー「青」のネクタイを締めて登場しました。まずは、獲得に尽力した編成本部長のフリードマン氏が話します。
「朗希との縁は6年前にさかのぼります。大船渡高校の朗希が投げた試合を、スカウトが視察しました。ドジャースに迎えることができて最高にうれしいよ」
初めてユニフォームに袖を通します。背番号は11。高校日本代表や侍ジャパンでも背負った番号です。
会見冒頭、佐々木投手がまず触れたのは、ロサンゼルスで起きている大規模な山火事。発生して2週間が経ちますが、今なお消火活動が続いています。
「ロサンゼルスの街全体が大変な時に、たくさんの皆様にお集まりいただきありがとうございます」
岩手県陸前高田市出身の佐々木投手。2011年、9歳の時に東日本大震災を経験し、父と祖父母を亡くました。
「自分も被災して苦しい思いもしましたが、自分の目標を見失わないこと、前を向き続けること、それだけは忘れないようにしていました。ロサンゼルスの街も今つらい状況ですが、きょうからドジャースの一員として、ロサンゼルスの皆さんと一緒に前を向いて頑張っていけたらと思っています」
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■次なる目標へ「メジャーの舞台でプレーする」■次なる目標へ「メジャーの舞台でプレーする」
続いて質疑応答へ。
「(Q.ムーキー・ベッツ選手、ウィル・スミス選手も同席した会合で思い出の瞬間は?)ベッツ選手に『ドジャースに入ったらキャンプでおいしいアイスを食べに行こう!』と言われ続けていました」
さらに、大谷翔平選手(30)、山本由伸投手(26)とのやり取りについては次のように話しました。
「『ドジャースにお世話になります』と伝えて、それぞれ『ようこそ』と連絡をいただきました。(チームに)日本人が在籍しているかどうかよりも、日本人を迎え入れるというか、そういった環境があるかの方が、僕の中では大事だったかなと思います」
23歳の佐々木投手は、メジャーリーグの「25歳ルール」でマイナー契約しか結ぶことができません。契約金や年俸の金額にも制限があります。
それでもメジャー移籍を決断したワケとは…。
「あと2年待てばという声も多く聞くが、その2年をどういった状態で迎えられるか、もちろん保障はないですし、お金だったり、そういうものよりも、この2年間過ごす時間が僕にとって価値のあるものだと判断した」
プロ入りからけがでの離脱が多かった佐々木投手。自分の夢を優先し、このタイミングでの移籍を決めました。
23歳で海を渡った大谷翔平と同じく、まずはメジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加。オープン戦でのアピールを経て、メジャー契約を目指すことになります。
厳しい条件のなか、チームの評価は…。
「開幕から先発ローテーションで投げさせて、チームに帯同しながら育成ルーティンを続ける。彼の目標は日本人初のサイ・ヤング賞獲得。それだけの力量がある。彼が来てくれてうれしい」
次なる目標へ、佐々木投手はこのように話します。
「マイナー契約なので、メジャー契約。厳しい競争を勝ち上がって、メジャーの舞台でプレーする」
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■背番号「11」に寄せられた思い■背番号「11」に寄せられた思い
佐々木投手を、陸前高田市から特別な思いで見守っている人がいます。
「自分も被災して苦しい思いもしましたが、ロサンゼルスの街も今このようにつらい状況ですが、ロサンゼルスの皆さんと一緒に前を向いて頑張っていけたら」
ユニホームに刻まれた「11」という数字。その背番号に、佐々木投手の地元陸前高田市の人々は特別な意味を感じています。
「震災という経験を皆さんされていますので、陸前高田市民の思いを背負って、これからも頑張っていただけたらと」
「ぜひ我々の気持ちもくんでチャレンジしてもらいたいです。本当よかったですね『11』」
2011年3月11日に起きた東日本大震災。当時、小学3年生だった佐々木投手は津波で父親と祖父母を亡くしました。
それから14年、父親の友人・長田正弘さんが営む中華料理店にはサイン入りユニホームやグッズがずらりと並びます。
「(Q.ドジャース入団が決まった時の心境は?)何か色々想像しながらうれしかったですね」
「(Q.活躍をお父さんはどう見ていると思う?)泣き泣き見ているんじゃない?『よくやったな』って思っていると思う」
幼かった子供が、地元の自慢に。そして世界へ…。
「『11』背負って投げるわけだから。深く考えないでやってもらえれば。(3.11を)思い出すとは思うけど、それをプラスにしていくのは朗希だから」
被災地の方々の強い思いと共に新たな世界のステージに向かっていく挑戦が始まります。今後、佐々木投手らドジャース投手陣は日本時間2月12日にキャンプ地アリゾナに招集される予定です。
(「報道ステーション」2025年1月23日放送分より)









