2
近年、佐々木麟太郎選手(19)など高校卒業後にアメリカの大学へ野球留学する選手や、森井翔太郎選手(18)など直接メジャー球団に挑戦する有望選手が増えていますが、ヒロド歩美キャスターは現地で1週間キャンプ取材をするなかで、驚きの挑戦をする日本人選手に出会うことができました。
■マイナーリーガー兼経営者 異色の二刀流
ドジャースと同じ敷地内でキャンプを張るホワイトソックス。ここで奮闘する選手がいます。
西田陸浮(りくう)選手、23歳。ホワイトソックス傘下2A所属の内野手なんですが、もう一つ肩書きがあります。
西田選手
「まだマイナーリーガーですけど、株式会社ワンハネの代表を務めてます」
「まだマイナーリーガーですけど、株式会社ワンハネの代表を務めてます」
なんとマイナーリーガー兼経営者の二刀流選手なんです。
ヒロドキャスター
「どういう会社ですか?」
「どういう会社ですか?」
西田選手
「僕の強みが留学。高校卒業してアメリカ行って、その時に必要な書類だったり学業面を教えるサポート。一番大事なリクルート動画の撮影などを手伝っている。昔からの夢が経営者だったので、どの職業行っても英語が話せたら、生かせるんじゃないかなと思って、アメリカの大学行くわー!」
「僕の強みが留学。高校卒業してアメリカ行って、その時に必要な書類だったり学業面を教えるサポート。一番大事なリクルート動画の撮影などを手伝っている。昔からの夢が経営者だったので、どの職業行っても英語が話せたら、生かせるんじゃないかなと思って、アメリカの大学行くわー!」
西田選手は宮城・東北高校を卒業後、英語を学ぶためにアメリカの大学へ。野球と両立し、2023年にホワイトソックスからドラフト指名を受けます。
経営者として野球をしながら勉学に励む留学生を支援する事業を展開する一方で、メジャー昇格へ着実にステップアップしています。
昨シーズンはマイナーリーグで打率3割4厘、49盗塁をマーク。身長168センチと小柄ながら大きなインパクトを残しています。その姿にチームでの評価も…。
ヒロドキャスター
「西田選手への期待は?」
「西田選手への期待は?」
ホワイトソックス ゲッツGM
「野球への情熱はチームメートにも伝わっています。ホワイトソックスのマイナーを見渡しても他にはいない選手。今年の成長次第では、メジャー昇格もあり得るので楽しみです」
「野球への情熱はチームメートにも伝わっています。ホワイトソックスのマイナーを見渡しても他にはいない選手。今年の成長次第では、メジャー昇格もあり得るので楽しみです」
次のページは
■「一流選手を育てるからには僕も一流に」■「一流選手を育てるからには僕も一流に」
ヒロドキャスター
「今の一日のスケジュールは?」
「今の一日のスケジュールは?」
西田選手
「基本的には7時〜8時くらいに起きて練習して帰って、(会社の打ち合わせで)ZOOMをする」
「基本的には7時〜8時くらいに起きて練習して帰って、(会社の打ち合わせで)ZOOMをする」
ヒロドキャスター
「午前中、野球選手。午後、経営者?」
「午前中、野球選手。午後、経営者?」
西田選手
「そうなんですけど、素振りしてますよ、家で。考えながら素振りするのが好きなので。面白いアイデアが浮かぶんですよ」
「そうなんですけど、素振りしてますよ、家で。考えながら素振りするのが好きなので。面白いアイデアが浮かぶんですよ」
ヒロドキャスター
「野球のこと?経営のこと?」
「野球のこと?経営のこと?」
西田選手
「両方」
「両方」
ヒロドキャスター
「面白い」
「面白い」
西田選手
「日本のアスリートを育てたいとか、強くしたいという思いが僕の中にある。一流を育てるって言うからには、僕も一流にならないといけない、スポーツ選手として。しっかり成績出して、もっともっとアピールできたらなと思いますね」
「日本のアスリートを育てたいとか、強くしたいという思いが僕の中にある。一流を育てるって言うからには、僕も一流にならないといけない、スポーツ選手として。しっかり成績出して、もっともっとアピールできたらなと思いますね」
西田選手からはすごく沸々とした野望を感じました。今はアメリカがベースですが、ゆくゆくは日本に戻ってきて、世界から日本に集まってくる仕組みを作っていきたいと目標を教えてくれました。
(「報道ステーション」2025年2月27日放送分より)