1日に行われたドジャース対エンゼルスのオープン戦、試合前から異例の出来事が起こりました。
■術後初の対外試合でフルスイング
オープン戦にもかかわらず、この日のチケットの最安値は、およそ2万4000円とも伝えられていますが、それでもチケットは売り切れになりました。
球場には長蛇の列。開門前からおよそ1000人が詰めかけました。もちろんそのお目当ては、オープン戦初出場となった大谷翔平選手(30)です。
古巣・エンゼルスとの1戦ということもあり、元チームメートらと話す様子も見られ、笑顔を見せながら試合に臨みました。
そして迎えた試合、初出場の大谷と対戦したのは花巻東高校の先輩・菊池雄星投手(33)です。
球場のファンも撮影を始めた大谷選手の初打席、その注目の初球は、154キロのストレートを見逃しストライク。続く2球目は、見送り、ボール。そして3球目、スライダーにタイミングが合わず空振り。これで追い込まれますが、4球目、5球目はボールとなり、フルカウント。そして迎えた6球目でした。
「打球はレフトへ伸びている!これはいったぞ!2025年へようこそ!ショウヘイオオタニ!彼のショーは続いている!」
ストレートにやや振り遅れながらも、飛距離およそ118メートルのオープン戦“第1号”。大谷選手も確信の一打だったのか、打った瞬間“バット投げ”を見せました。
ちなみに大谷選手は去年も、ドジャース移籍後初となるオープン戦で同じような方向にホームランを放っています。2年連続でオープン戦初戦にホームランと規格外のバッティングを見せました。
2回にも先輩・菊池投手と対戦した大谷選手。ファンも再びの快音を期待しましたが、変化球にタイミングが合わず、ここはショートフライ。大谷選手の2打席目を抑えた菊池投手は、2回と3分の2を投げ2失点でマウンドを降りました。
その後5回、大谷選手はこの日3度目の打席へ。すると、球審の厳しいストライク判定にニヤリと笑みを浮かべてアイコンタクト。結局、この打席は豪快なスイングを見せるも、空振り三振に倒れ、この日は3打数1安打でした。
試合後には軽い足取りも見せるなど、上々の仕上がりとなりました。
「きょう3打席立てたので、それが一番かなと思いますし、スイングもしながら空振りもあって、身体的に問題なかったので良い1日だった」
(「グッド!モーニング」2025年3月2日放送より)