スポーツ

2025年3月29日 08:00

宮沢賢治、石川啄木とコラボ!?登山人気を広げる新しい登山ツアー「文学登山ツアー」

2025年3月29日 08:00

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日本の登山界を統轄する組織であり、近年では五輪種目のスポーツクライミングの国内競技連盟(以下、NF)で、次の冬季五輪で採用された山岳スキー競技SKIMO(スキーモ)のNFでもある公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会は、登山人気を広げる為、新しい登山ツアーを開始。タイトルは「岩手山を望む、東北の文学登山ツアー 〜味わう登山。山と自然と文学と。〜」。

日本全国の地域に存在する山と、各地域に根ざした文学をかけ合わせて新しい登山体験を提供することで、過去、該当地に訪れたことのない新規の登山者、登山未体験者、再訪の登山者などの誘客を目指す。

地域の山岳会や観光協会、アカデミックな各種団体と連携し、魅力的な地域の山を対象として、関係する特徴的な自然、文学、宿泊施設、温泉といった既存の資源を組み合わせパッケージ化することで魅力を最大化。
誰でも一度は行ってみたい山と、地域に根ざした活動をする団体や個人だからこそわかる地域の細部の魅力を組み合わせる。

集合写真

ツアーは、登山未経験者でも完遂できる設計とし、山岳会の協力の元、山岳に関する有資格者であるガイドがツアー団体の前後に付き添いフォロー。登山の前日には地域の自然や文学といった文化を伝えるコンテンツを用意し、その体験を元に翌日登山に挑むスタイル。下山後の温泉や食事といった体験を一連でつなぐ事で疲労とともに快適なツアー体験をする事が出来る。

温泉

プロジェクトの第一弾は岩手県。地域の山岳協会、観光協会と連携してツアーを醸成。岩手で最も著名な岩手山が現在、火山活動の活発化による入山規制が出ていることから、岩手山を望むツアーとして、雫石の秋田駒ヶ岳、盛岡の姫神山を対象に登山を実施。また、岩手を代表する文学者として、宮沢賢治、石川啄木を取り上げ、彼らの作品を紐解きながら、今回の対象となる山々へのまなざしを専門家とともに探っていく。

手ぬぐい

日本山岳・スポーツクライミング協会
https://www.jma-sangaku.or.jp/