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報道ステーション

2025年4月4日 07:00

輝き取り戻したなでしこジャパン マンチェスター シティ所属の5人 内田篤人が取材

2025年4月4日 07:00

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 なでしこジャパンは、2月の国際大会では13年ぶりにアメリカに勝利し、再び注目が集まっています。一体、なぜ再び強くなったのか?その秘密を探るべく、内田篤人さんがイギリスの名門クラブを取材しました。

■名門マンチェスター シティ所属 5人のなでしこ

 初の外国人監督・ニールセン氏の元、新たなスタートを切ったなでしこジャパン。2月に行われたSheBelievesCupで、これまで一度しか勝ったことがなかったFIFAランク1位の女王・アメリカを撃破し、優勝をつかみました。

 実は、この時のメンバー23人中20人が、海外のクラブでプレーしているのです。

 海外組の中でも、最多の5人が所属しているチームがあります。それはイングランドのマンチェスター シティ。男子はプレミアリーグで4連覇している強豪です。一体、どんな環境で練習しているのか?クラブの施設を特別に取材させてもらいました。

 まず見つけたのは、施設の全体図です。

東京ドーム約7個分
東京ドーム約7個分
内田さん
「グラウンド16面」

 敷地の広さはなんと、東京ドームおよそ7個分。その中に、女子チーム専用の練習グラウンドが3面もあります。

女子チーム専用クラブハウス
女子チーム専用クラブハウス

 そして、クラブハウスも女子チーム専用です。スタッフも専属で働いています。

内田さん
「J1のクラブよりデカい」
女子チーム専用スタジアム
女子チーム専用スタジアム

 さらに、奥に進んでいくと、なんと女子チーム専用のスタジアムまであります。女子チーム専用スタジアムがあるのはイングランドでもここだけ。女子のための施設だけで建設費用、なんと約425億円がかかっています。

なでしこジャパンの5人
なでしこジャパンの5人

 この充実した環境で練習しているのが、なでしこジャパンの絶対的司令塔・長谷川唯選手(28)をはじめとする5人の日本人選手たちです。

内田さん
「体格差がある中でも、判断や技術では日本人の選手は上手だなと思う。この中でやってるのはすごい」
なでしこ5人に話を聞いた
なでしこ5人に話を聞いた

 マンチェスター シティのなでしこ5人に話を聞きました。

内田さん
「一番、古株は誰?」
長谷川選手
「はい」
内田さん
「どう?仲間たちが増えて」
長谷川唯選手(右)
パリ五輪代表 MF 長谷川唯(28)(右)
長谷川選手
「私生活の部分でも、日本を感じられているので、楽しいです」
内田さん
「一番年下の大山選手。もちろん海外初?生活はどう?」
U20代表 大山愛笑選手(20)
U20代表 MF 大山愛笑(20)
U20代表 大山愛笑選手(20)
「初めて一人暮らしするので、料理が一番楽しいです」
長谷川選手
「楽しいんだ!?」
パリ五輪代表 清水梨紗選手(28)
「いいね〜」
内田さん
「環境面はどう?清水選手」
パリ五輪代表 DF 清水梨紗(28)
パリ五輪代表 DF 清水梨紗(28)
清水選手
「全部がそろっている。ジムも広いですし、いろんな機械も入っていますし」
内田さん
「ハーランド選手いる?近くに」
清水選手
「たぶん」
長谷川選手
「たぶんいるね」
内田さん
「日本とは何が違う?」
パリ五輪代表 GK 山下杏也加(29)
パリ五輪代表 GK 山下杏也加(29)
パリ五輪代表 山下杏也加選手(29)
「ゴールキーパーのリーチ(腕の長さ)が全然違う。シュートを受ける時は、スピードやタイミングが難しいなと思いながら練習しています」
パリ五輪代表 MF 藤野あおば(21)
パリ五輪代表 MF 藤野あおば(21)
パリ五輪代表 藤野あおば選手(21)
「スピードとフィジカルがあって、見てる人も楽しいって…思ったり思わなかったり」
長谷川選手
「思わなかったりするんだ。『思います』で良かったね」

 近年、急成長を遂げ、世界トップレベルのリーグとなったイングランドのウィメンズ・スーパーリーグ。今や、14人もの日本人選手がここを舞台にしのぎを削っています。

内田さん
「海外挑戦する日本人が増えたことが、なでしこジャパンにどう影響している?」
「世界で圧倒できるようなプレーを」
「世界で圧倒できるようなプレーを」
長谷川選手
「間合いとか当たりの強度などを、普段の練習や試合からできるのはすごくポジティブ。日本人はフィジカルが足りないと言われることが多い。フィジカルを補って、世界で圧倒できるようなプレーをなでしこジャパンができたらいい」

■6日に強化試合 なでしこジャパン×コロンビア

内田篤人
内田篤人
内田さん
「ヨーロッパの男子サッカー、そして女子サッカーでは、資金の部分でも協力していこうという働きがあるので、あれだけの施設や盛り上がりが見られるのです。日本もWEリーグ、Jリーグが同じように盛り上がってくれれば、なでしこジャパンの強化にもなるんじゃないかなと思います」
大越健介キャスター
「確かに、今こう見るとやはり強化には、環境が大きくものを言うので、内田さんがおっしゃったように、日本でも連携や財政面の強化が図られれば、効果はてき面に現れますよね」
内田さん
「そうですね。一度世界一になっているのでプレッシャーはあると思いますが、僕はやっぱり応援していきたいなと思います」
ヒロド歩美
ヒロド歩美
ヒロド歩美キャスター
「6日の強化試合、コロンビア戦も楽しみです」
女子サッカー日本代表 国際強化試合
なでしこジャパン×コロンビア
4月6日(日)午後1時55分
テレビ朝日系列地上波生中継
※一部地域を除く

(「報道ステーション」2025年4月2日放送分より)

  • クラブの施設を特別に取材
  • 東京ドーム約7個分
  • 女子チーム専用クラブハウス
  • 女子チーム専用スタジアム
  • なでしこジャパンの5人
  • なでしこ5人に話を聞いた
  • パリ五輪代表 MF 長谷川唯(28)(右)
  • U20代表 MF 大山愛笑(20)
  • パリ五輪代表 DF 清水梨紗(28)
  • パリ五輪代表 GK 山下杏也加(29)
  • パリ五輪代表 MF 藤野あおば(21)
  • 「世界で圧倒できるようなプレーを」
  • 内田篤人
  • ヒロド歩美