スポーツ

報道ステーション

2025年4月5日 15:01

小笠原慎之介と青柳晃洋、メジャー昇格へ…マイナーで奮闘する日々 松坂大輔が直撃

2025年4月5日 15:01

広告
1

 松坂大輔さんがマイナーリーグで奮闘する2人の日本人選手を取材しました。

■メジャー昇格へ…本場で味わう挑戦の日々

 連日、アメリカで取材を行っている松坂さん。4日は、なんと始球式。実は、この試合はメジャーリーグではなくマイナーリーグです。

 そこには、アメリカ挑戦1年目の青柳晃洋投手(31)と小笠原慎之介投手(27)の姿がありました。松坂さんが直撃しました。 

■小笠原慎之介 マイナー初登板で好投・初勝利

ナショナルズ傘下3A 小笠原慎之介
ナショナルズ傘下3A 小笠原慎之介

 まず話を聞いたのは、ナショナルズ傘下3Aに所属する小笠原投手です。

 今年、中日からナショナルズに移籍するも、オープン戦で結果を残せずマイナー降格。マイナー初登板では、6回6奪三振1失点の好投を見せ、初勝利をあげました。

「力で押せる感じもあり手応えは」
「力で押せる感じもあり手応えは」
小笠原投手
「メジャーキャンプで真っすぐを投げた時の打たれ方に比べたら、力で押せる感じもあったので、手応えはあります」
松坂さん
「自分が思った以上に難しかった部分は?」
小笠原投手
「ストライクゾーンが違うのが一番。低めの真っすぐより高めのほうが空振りを取れているので、新しい野球をやらせてもらって楽しいです」
メジャーとマイナーの規模の違い
メジャーとマイナーの規模の違い

 メジャーリーグとマイナーリーグ。その規模は大きく異なります。

 メジャーを目指すのは、およそ8000人のマイナーリーガーたち。最低年俸でも1億円以上するメジャーに対し、3Aは520万円ほどしか保障されていません。

 シーズン中の移動もとても厳しい環境です。

「慣れたくはないけど…」
「慣れたくはないけど…」
小笠原投手
「これからスクラントンに行くんですけど。3時間ぐらいのバス移動になる」
松坂投手
「僕がマイナーにいた時は、バス移動で多分8時間とか」
小笠原投手
「慣れたくはないですけど、順応しなきゃいけない」

■青柳晃洋 阪神では先発も「まず中継ぎで」

フィリーズ傘下3A 青柳晃洋
フィリーズ傘下3A 青柳晃洋

 一方、フィリーズとマイナー契約した青柳投手もまた、メジャー昇格を目指しています。

 阪神では先発として、2年連続最多勝をあげた青柳投手。しかし…。

「『中継ぎを続けてほしい』と」
「『中継ぎを続けてほしい』と」
青柳投手
「『中継ぎで考えている。そのためにマイナーで中継ぎを続けてほしい』と言われているんで」

 2日の試合では、3番手で登板。1回を投げ、2つの三振を奪う無失点リリーフを見せました。

「与えられたポジションでやるしかない」
「与えられたポジションでやるしかない」
松坂さん
「やっぱり先発やりたいですか?」
青柳投手
「もちろんできればやりたいですけど、まずは必要とされなきゃいけない。まずはメジャーの舞台に上がるために、自分が与えられたポジションでやるしかない」

(「報道ステーション」2025年4月4日放送分より)

  • 始球式に登場した松坂大輔
  • ナショナルズ傘下3A 小笠原慎之介
  • 「力で押せる感じもあり手応えは」
  • メジャーとマイナーの規模の違い
  • 「慣れたくはないけど…」
  • フィリーズ傘下3A 青柳晃洋
  • 「『中継ぎを続けてほしい』と」
  • 「与えられたポジションでやるしかない」