ドジャースの大谷翔平選手(30)は日本時間6日も1番・DHで先発出場。また、佐々木朗希投手(23)が3度目の先発で好投しました。
さらにもう1人のルーキー、オリオールズの菅野智之投手(35)が腕のけいれんによる緊急降板から1週間。2度目の先発で素晴らしいピッチングを披露しました。
■大谷&山本“ミスミス”白星逃す
日本時間5日、開幕9連勝を狙うドジャースの先発は、山本由伸投手(26)。その立ち上がり、フィリーズ2番のターナー選手(31)に三塁線を破るツーベースヒットを打たれます。
ランナーの動きに慌てた山本投手は3塁へ悪送球。自らのミスで先制点を与えます。
山本投手を援護したいドジャースは3回表、大谷選手の第2打席です。打った瞬間ホームランという当たりが、センターからホームへの風速13メートルの強風に押し戻され、センターフライに終わります。
その後、立ち直った山本投手は、チーム打率リーグNO.1のフィリーズ打線に追加点を許さず、今季最長の6回を投げ切ります。
3点差に広げられた直後の8回、ここまで3打席ノーヒットの大谷選手が反撃の一打を放ちます。3試合連続ヒットでチャンスを広げました。
ホームランで同点という場面で、打席にはベッツ選手(32)。その3球目でした。大谷選手が去年7月以来256日ぶりの盗塁失敗。
チームは開幕からの連勝が「8」で止まりました。ロバーツ監督(52)は大谷選手の盗塁失敗について苦言を呈しました。
「もし行くなら確実にセーフにならないといけない」
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■カブス・今永2勝目 パドレスの連勝ストップ■カブス・今永2勝目 パドレスの連勝ストップ
シカゴ・カブスのホーム開幕戦、今永昇太投手(31)が去年に続いて先発しました。
立ち上がりから安定したピッチングを見せ、開幕7連勝中のパドレス打線を完璧に抑えます。
1点のリードをもらった2回、強烈な当たりが左中間へ、センターのピート・クルーアームストロング選手(23)がキャッチ。好守で今永投手を援護します。
後半戦に入っても好投は続きます。今永投手は続く7回も、生命線でもあるキレッキレの高めのストレートで三振を奪いました。
メジャー移籍後最長の7回3分の1を投げ、2勝目。パドレスの連勝をストップさせました。
■オリオールズ・菅野 メジャー初勝利へ
2度目の先発となった、オリオールズの菅野智之投手。1回から三振を奪うなどロイヤルズ打線を抑えこみます。
5回には、ランナー1塁・2塁のピンチを招きますが、ここも抑えた菅野投手。5回まで5安打1失点と好投し、メジャー初勝利の権利を持って降板しました。
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■ドジャース・佐々木 4K粘りのピッチング■ドジャース・佐々木 4K粘りのピッチング
日本時間6日、大谷選手は1番・DHで先発出場。
第1打席は、大きく沈む変化球の前に三振に倒れます。メジャーで現在使用されている30球場のうち、28球場でホームランを放っている大谷選手。残る2球場のうちのひとつがシチズンズバンクパークです。
全球場制覇に王手をかけるかと期待も高まるなか、第2打席は鋭い当たりがレフトへ。しかし、これはファウル。結局、この打席はフォアボールとなります。
第3打席は凡退し、迎えた第4打席は初球をたたきますがセンターフライ、大谷選手はいまだノーヒットです。
一方、初勝利を目指し先発のマウンドにあがった佐々木投手。立ち上がり、ノーアウト2塁・3塁のピンチを背負いますが、3番バッターをスプリットで空振り三振。その後、内野ゴロの間に1点を先制されますが、最少失点で切り抜けます。
2回を三者凡退に抑え、迎えた3回は持ち球のスプリットがさえわたります。先頭バッターを空振り三振にきってとると、続くバッターもスプリットで空振り三振。さらに、ここもスプリットでレフトフライに抑え、三者凡退。
続く4回も要所でスプリットがさえわたり、フィリーズ打線に得点を許しません。
続く5回は、先頭バッターにフルカウントとまで粘られます。この日2つ目のフォアボールでランナーを出すと、ヒットでピンチを広げてしまった佐々木投手はここで交代。それでも、5回途中1失点と粘りのピッチングを見せました。
(「グッド!モーニング」2025年4月6日放送分より)