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NBAは先週末からプレーオフが開幕。レイカーズの八村塁選手(27)が初戦に臨む一方、一足早くシーズンを終えたグリズリーズの河村勇輝選手(23)。独占インタビューで、NBA挑戦1年目を振り返ります。
■シーズン中に「クレージー」な決断
河村選手
「(1シーズン)が本当に早かった。それくらい毎日充実した日々を過ごしてきたんだなと感じている」
「(1シーズン)が本当に早かった。それくらい毎日充実した日々を過ごしてきたんだなと感じている」
アッと驚くプレーを連発し、河村選手は本場・アメリカのファンを魅了してきました。
しかし、今シーズンはNBAとGリーグを往復する日々。Gリーグでは得点・アシストともに安定した成績を残したものの、NBAでは点差の開いた終盤に出場できるかどうかという立ち位置。それでも、河村選手はNBAで生き残るため、シーズン中にはありえない取り組みを行っていました。
河村選手
「3ポイントのシュートフォームを変えようと決意しました。(シーズン中にやるのは)クレージーですよ」
「3ポイントのシュートフォームを変えようと決意しました。(シーズン中にやるのは)クレージーですよ」
自身でも「クレージー」と評する異例の決断。一体、どう変えたのでしょうか?
■変えたシュートフォーム 2つのポイント
1つ目の変化は「クイックリリース」。
河村選手
「以前は2モーション。頭上でセットしてシュートを打つことが多かった。今はそれをもっと早くリリースするために、止まらずに投げることを意識してシュートしている。前は1、2シュートという感じなんですけれど、今は完全にワンモーションというよりかは、1.5モーションくらいですかね」
「以前は2モーション。頭上でセットしてシュートを打つことが多かった。今はそれをもっと早くリリースするために、止まらずに投げることを意識してシュートしている。前は1、2シュートという感じなんですけれど、今は完全にワンモーションというよりかは、1.5モーションくらいですかね」
現在のシュートフォームは、キャッチしてすぐシュート。ブロックも間に合いません。
河村選手
「0.1〜2秒の差で、相手のディフェンスがすぐ来てプレッシャーを感じてシュートを打つことになるので。(受けてから)最短距離で打てるように意識してやっています」
「0.1〜2秒の差で、相手のディフェンスがすぐ来てプレッシャーを感じてシュートを打つことになるので。(受けてから)最短距離で打てるように意識してやっています」
そして、2つ目の変化は、「アーチの高さ」。
河村選手
「アーチを高くして、リングに対して真上からシュートを決めていくイメージ」
「アーチを高くして、リングに対して真上からシュートを決めていくイメージ」
高く打つことでシュートはブロックを超えてリングに向かい、さらにリングに到達する角度も大きくなり、シュートが決まる「スイートスポット」も広くなるんです。
河村選手
「やっぱり、シュートが打てない選手は(NBAでは)なかなか起用されづらい。特に僕は身長が大きいわけではないので、勇輝はしっかりと3ポイントを決めきれる選手なんだっていうのを印象付けたかったっていうのも、やっぱりありましたね」
「やっぱり、シュートが打てない選手は(NBAでは)なかなか起用されづらい。特に僕は身長が大きいわけではないので、勇輝はしっかりと3ポイントを決めきれる選手なんだっていうのを印象付けたかったっていうのも、やっぱりありましたね」
しかし、シーズン中にフォームを変えて形にするのは、並みの努力ではできないこと。チームメイトも…。
グリズリーズ J.ジャクソンJr.選手(25)
「僕なら絶対やらないな」
「僕なら絶対やらないな」
グリズリーズ S.ピッペンJr.選手(24)
「かなり難しいよ。(形にするには)相当打ち込まないと」
「かなり難しいよ。(形にするには)相当打ち込まないと」
河村選手
「朝から晩まで、自分の家よりトレーニング施設にいる方が長い。自分との約束は必ず守りたい。毎日これをやると決めたのならば、自分との約束は必ず守るというのは昔から」
「朝から晩まで、自分の家よりトレーニング施設にいる方が長い。自分との約束は必ず守りたい。毎日これをやると決めたのならば、自分との約束は必ず守るというのは昔から」
NBAとGリーグを行き来する多忙な日々のなかでも、探求を重ねて手に入れた新しい3ポイント。手応えをつかんだ年明け以降、成功率は10%以上(27.8%→39.9%)も上昇しました。
シーズン最終戦では、ブロックが来る前にクイックリリース、高いアーチのシュートを放ち、ファウルをもらいながら3ポイントを決めきりました。NBAの舞台で、確かな成長を示しました。
河村選手
「今は(NBAに)アジア出身選手は多くない。日本だけではなくて、アジアを背負ってNBAのコートに立たないといけないなと思っていますし、来年、再来年、この2年間で必ずNBAで本契約は取りたいなと思いますし、アジアカップやワールドカップで結果を残して、自力でロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得して、ベスト8以上を目指して頑張っていきたい」
「今は(NBAに)アジア出身選手は多くない。日本だけではなくて、アジアを背負ってNBAのコートに立たないといけないなと思っていますし、来年、再来年、この2年間で必ずNBAで本契約は取りたいなと思いますし、アジアカップやワールドカップで結果を残して、自力でロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得して、ベスト8以上を目指して頑張っていきたい」
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■「悔しさを経験するためアメリカに…」■「悔しさを経験するためアメリカに…」
ヒロド歩美キャスター
「NBAの本契約を勝ち取りにいく。その挑戦のなかで、これまで自分が培ってきたスキルを変えようとする姿勢は覚悟を感じます」
「NBAの本契約を勝ち取りにいく。その挑戦のなかで、これまで自分が培ってきたスキルを変えようとする姿勢は覚悟を感じます」
大越健介キャスター
「リスクが大きいでしょう。自分の今までの形を変えたら、新しいのにいく前に、前のことを忘れたりして」
「リスクが大きいでしょう。自分の今までの形を変えたら、新しいのにいく前に、前のことを忘れたりして」
小木逸平アナウンサー
「うまくいかなくなることもありますよね」
「うまくいかなくなることもありますよね」
ヒロドキャスター
「本人もクレージーという表現をしていましたけれども。ただ、最後の意気込みを聞いていると、自分個人だけではなくて、日本代表やオリンピックのことも話されていて頼もしいですよね」
「本人もクレージーという表現をしていましたけれども。ただ、最後の意気込みを聞いていると、自分個人だけではなくて、日本代表やオリンピックのことも話されていて頼もしいですよね」
安藤萌々アナウンサー
「新しい環境で自分と向き合って、成長した姿を今度は日本代表で見られるのが楽しみだなって、最後のコメントを聞いて思いましたね」
「新しい環境で自分と向き合って、成長した姿を今度は日本代表で見られるのが楽しみだなって、最後のコメントを聞いて思いましたね」
ヒロドキャスター
「なかなか試合に出られなくて悔しいですが、その悔しさを経験するために僕はアメリカに来たんですと意気込んでいて、本当にここからのパワーアップも本当に楽しみです。来週の活躍も期待しましょう」
「なかなか試合に出られなくて悔しいですが、その悔しさを経験するために僕はアメリカに来たんですと意気込んでいて、本当にここからのパワーアップも本当に楽しみです。来週の活躍も期待しましょう」
(「報道ステーション」2025年4月21日放送分より)






