今、カブスの鈴木誠也選手(30)が絶好調です。ナ・リーグ首位のチームをバットで引っ張っています。現地取材から好調の理由が見えてきました。
■「メジャー屈指の活躍」地元メディア称賛
今シーズン、好調をキープするカブス・鈴木誠也選手。先月は自身2度目の週間MVPを獲得するなど、打点はリーグ2位につけています。
「良い時、悪い時はあるが、すぐ修正ポイントを見つけて、ヒットを打てなかったとしても、なんとかという姿勢で打席に入っているので、結果につながっている」
現在カブスはナ・リーグ中地区首位。打線を引っ張る鈴木選手の活躍を地元メディアも称賛しています。
「今シーズンの誠也はメジャー屈指の活躍。持ち前のスター性がついに発揮された」
「彼の安定感は本当に素晴らしい。おそらくこの2カ月間はメジャーに来てからこれまでで一番いいスタートだと思う」
今年は開幕からおよそ2カ月半でホームランは17本。打点は57。過去3年と比べても相当なハイペースです。
特に打点は、シーズン130打点を超えるペースで稼いでいます。本人に話を聞くと…。
さらに、カブスのスミス戦略コーチを直撃。すると、バッティング好調の要因が見えてきました。
“強い打球をゴロではなくフライやライナーで打てること”。これは実際に数字にも表れています。
鈴木選手の平均打球速度を見てみると、年々上昇し、メジャー1年目と比べて5キロもアップ。そして、ゴロの打球は大幅に減少。その分、ライナー性の打球は増えていることが分かります。
外野手の間を抜くような2ベースヒットやホームランなどの長打によって、打点を量産しているのです。
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■好調の要因に「競い合うライバル」■好調の要因に「競い合うライバル」
さらに取材を続けていくと、鈴木選手と競い合っている“あの”選手を発見。以前番組でも紹介した、愛称PCAこと、ピート・クロウ=アームストロング選手(23)です。
PCA選手、現在ホームランはチームトップの18本。打点は鈴木選手と同じ57打点で、リーグ2位タイです。
さらに、走ってもリーグ2位の21盗塁と大活躍。40−40も狙える逸材でMVP候補とも言われています。
仲間でもありライバルでもあるこの2人。互いの存在が相乗効果を生んでいました。
「誠也がホームランを打った日は自分も打つと決めている。それがモチベーションになればいいことだと思う」
それを象徴するのが7日の試合。まずは鈴木選手が15号、先制ホームランを放つと、PCA選手は負けじと17号。ただ、これだけでは終わらないんです。再び鈴木選手がなんともう一本ホームラン!これで16号。いい刺激をお互いに与えあっているのが分かりますよね。
さらに12日の試合でも、PCA選手が18号先制ホームランを放てば、鈴木選手も17号ソロホームラン。2人のホームランでチームを勝利に導きました。
そんな2人、実はとにかく仲が良いんです。
「誠也がいると、よく笑わせてもらえる。プレッシャーを和らげてくれて、雰囲気を明るくしてくれる存在なんです」
さらに2人は、どちらがパワーが上か、常々言い合っているそうで…。
「(PCA選手が)『俺がパワーリーダーだ』みたいなこと言ってましたね。だから頭をなでといてあげました、『頑張れ』って」
「(Q.パワーリーダーは自分がなりたいですか?)体見てもらえれば分かるでしょ」
「納得いかないね。裏でちゃんと話し合わないと」
「(Q.弟が兄に『自分も負けてない』とアピールしている感じ?)しかも自分がちょっとだけ上だと自慢している感じ」
仲良しコンビの2人が、カブスを、そしてメジャーリーグを牽引(けんいん)する名コンビになるかもしれませんね。
(「報道ステーション」2025年6月12日放送分より)






