8月に開催されるバスケットボールのアジアカップを前に、日本代表が7月5日から強化試合を行います。
ロス五輪への足掛かりとなるアジアカップ、日本代表の注目ポイントを満島真之介さんに聞きました。
■日本バスケ ロス五輪へ 目指すアジア制覇
8月に開催されるアジアカップとは、4年に一度のアジア・ナンバーワン決定戦です。
アジア・オセアニアから16チームが出場します。
8月5日(火)から8月17日(日)まで。
サウジアラビアのジッダで行われます。
このアジアカップは、日本代表にとってどんな戦いなのでしょうか。
2027年のカタール・ワールドカップ、2028年のロサンゼルス・オリンピックに向けた重要な戦いです。
このアジアカップの結果が、FIBAランキングに影響します。
ランキングが高いと、ワールドカップ予選の組み合わせで強豪国との対戦を回避できるため、重要な大会になります。
最初の関門は、グループリーグです。
日本は、イラン、シリア、グアムと同じグループです。
中東最強のイランが最初の関門です。
■満島さん注目 NBA選手・河村勇輝 シュート軌道が進化
満島さん注目の選手、まずは、河村勇輝選手です。
24歳、日本人4人目のNBA選手です。
身長は172cm、ポジションはポイントガード、チームの司令塔です。
今シーズンは、NBAのグリズリーズで22試合出場。
1試合平均4.2分出場、1.6得点、0.9アシストでした。
そして、下部のGリーグでは、31試合出場。
1試合平均31.6分出場、12.7得点、8.5アシストでした。
河村選手はグリズリーズと契約満了となり、フリーエージェントとなりました。
河村選手がNBAで成長したことです。
『新シュート』です。
シーズン中に、NBA選手の高いブロックを越えるシュート軌道に変更しました。
「シュートを打てない選手は、起用されづらい。身長が大きいわけではないので、3ポイントを決め切れる印象を付けたかった」と話しています。
この新たなシュートで、3ポイントの成功率も上がりました。
2024年は27.8%でしたが、2025年は39.9%です。
NBAはルールの違いがあります。
ゴールから3ポイントラインまでの距離が、NBAは最大7.24mですが、日本や国際試合は最大6.75mと、50cmも違いがあります。
NBAでは、より遠くに投げる必要があります。
「NBAの3ポイントラインからでも高い軌道でシュートを打てるようになったことで、2m級の選手たちがマークに来ても、ブロックされづらい選手になった」
河村選手がNBAで成長したこと、2つ目は『語学力』です。
英語力向上のため、元英語教師の父と、英語でLINEのやり取りをしているということです。
実際のやり取りです。
お父さんが「もちろん、完全に合ってるよ」
「言い換えれば、君の言っていること、お父さんは理解できているよ」
と、2つの言い方で返しています。
■ジェイコブス晶「貴重な存在」満島さん注目のワケ
満島さんの注目選手、2人目は、ジェイコブス晶選手です。
21歳で、ポジションはスモールフォワードです。
攻撃・守備両方万能な選手が務めることが多いポジションです。
パリオリンピックにも3試合出場しました。
4月には、より高いレベルを求めて、ハワイ大学からニューヨークのフォーダム大学に転校しました。
「魅力は3ポイントシュート。これだけ大きいサイズのシューターは、日本代表にとって貴重な存在。次のロサンゼルスオリンピックでは、中心選手になりうる存在」
ジェイコブス選手は、食事を重要視しています。
●体重維持のため1日5食
●シーズン中の朝食は、主に『納豆ご飯』
ハワイでのある日の食事です。
4人前のステーキを1人で平らげました。
この場にいたのは、ジェイコブス選手のほかに、馬場雄大選手、富樫勇樹選手、そして、もう1人、長嶋一茂さんもいました。
さらに、ジェイコブス選手は、唯一の趣味であるサップのボードを一茂さんからプレゼントしてもらったそうです。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2025年7月4日放送分より)