スポーツ

報道ステーション

2025年7月26日 07:07

阪神・森下翔太、松坂大輔と球宴第1戦を振り返り 初の試みマイク付けプレーどう?

2025年7月26日 07:07

広告
2

プロ野球オールスターゲームで両リーグ最多得票の阪神タイガース・森下翔太選手(24)と、23日に行われた第1戦を振り返ります。

森下選手&松坂さんと見る夢の球宴

セ・パのスターが集結、夢の球宴です。

オリックス 宮城大弥投手
オリックス 宮城大弥投手

パ・リーグの先発はオリックス・宮城大弥投手(23)。いきなり、3番・森下選手との対決です。初球は88キロのスローカーブ。

森下選手
「びっくりしたんですけど、その前の打者に対してもスローカーブが結構続いていたので、予測はしてました」

5球目を2ベースヒット、森下選手ナイスヒットでしたが、得点にはつながりませんでした。

森下選手
「オールスターの初打席だったので、打ちたかったので、良かったです」
巨人 ライデル・マルティネス投手
巨人 ライデル・マルティネス投手

一方、セ・リーグは巨人の守護神、ライデル・マルティネス投手(28)が先発です。1回を三者凡退に抑えます。

松坂大輔さん
「オールスターならではですよね。なかなかレアな場面で面白かったですね」

そして、今回のオールスターは日本球界初めての試みがありました。先日のメジャーリーグオールスターのように選手がマイクを付けています。

DeNA 牧秀悟選手(27)
「もしもし」
実況
「牧選手、聞こえてます?」
牧選手
「聞こえてます。声聞こえてる?」
森下選手
「聞こえてます」

森下選手は中央大学の先輩である牧選手と会話しているんですが、ちょっと聞いてください。

森下選手
「牧さんゲッツーねゲッツー」
実況
「サードゴロで二塁(の牧)に投げる」
森下選手
「遅いわー、全然送球遅い」
牧選手
「(ランナーの)足が速いから」
ヒロド歩美キャスター
「先輩に厳しいひと言、送球が遅かったですか?」
森下選手
「ちょっと遅かったですね。前にゲッツーでと言っていたので、とってほしかったです」
ヒロドキャスター
「松坂さん、これで関係性が見えますね」
松坂さん
「いやあ、牧先輩優しいですよね」
ヒロドキャスター
「優しい!信頼関係が見える!」
ソフトバンク・周東佑京選手は先制の適時打を放つ 中日・松葉貴大投手
ソフトバンク・周東佑京選手は先制の適時打を放つ 中日・松葉貴大投手

このプレーの後、パ・リーグがソフトバンク・周東佑京選手(29)のタイムリーで先制します。

オリックス・頓宮裕真選手(左)と全パの選手たち
オリックス・頓宮裕真選手(左)と全パの選手たち

さらに3回裏です。ノーアウト2塁1塁の場面で、オリックス・頓宮裕真選手(28)。伸びた打球はポール直撃。本拠地開催のオールスターで初ホームランを打ちます。そして皆で「ほいさー!」。

ソフトバンク モイネロ投手
ソフトバンク モイネロ投手

続く4回、ソフトバンクの左腕、モイネロ投手(29)が2アウトをとります。

すると、なんと右投げ用のグローブに変えます。右で投げたら124キロも出ました。放送席で松坂さんも驚いていました。

松坂さん
「最初は何が起きたか分からなかったですね」
「バッターにぶつけないようにと軽く投げていたみたいですね」
ヒロドキャスター
「素晴らしい。モイネロ投手しっかりと打ち取り、いい表情でした!」
松坂さん
「また普段と違うアウトのとり方、うれしかったと思います」

4回裏には、マイクを付けた周東選手が塁に出ました。

実況
「ここ走りますか?」
周東選手
「ここはいきますね」

盗塁宣言の周東選手、2塁へ走ります。

実況
「甲斐選手から盗塁を決めた気分はいかがでしょう」
周東選手
「いやー気持ちいいっすね」

さらに甲斐拓也選手(32)から三盗に成功です。

ここで3塁ランナーコーチ・日本ハムの新庄剛志監督のサングラスに注目です。「ス・ク・イ・ズ」の文字が表示されています。

森下選手
「全然知らなかった…」

ツーストライクツーボールからの7球目は、スリーバントスクイズ失敗。お祭り男、新庄監督もオールスターを盛り上げます。

日本ハム 北山亘基投手
日本ハム 北山亘基投手

3点を追うセ・リーグは6回、森下選手の第3打席。ピッチャーは剛速球が持ち味の日本ハム・北山亘基投手(26)でした。

1球目はストレート(154キロ)、2球目はストレート(152キロ)、そして3球目はストレート(152キロ)と、全球ストレートでした。

森下選手
「ボールが強かったですね」
松坂さん
「セ・リーグではなかなか見ないタイプですか?」
森下選手
「ワインドアップが速かったので、ちょっと差されちゃいましたね」

試合は、その後もセ・リーグの反撃を抑えたパ・リーグが5−1で勝利しました。

広告

“初の試み”マイクを付けてのプレー

右から森下選手、松坂大輔さん、ヒロド歩美キャスター
右から森下選手、松坂大輔さん、ヒロド歩美キャスター
ヒロドキャスター
「初オールスターでしたが、森下選手いかがでしたか?」
森下選手
「まず楽しかったのと独特な雰囲気じゃないですけど、お祭りだなって感じました」
ヒロドキャスター
「ならではの試みがいっぱいあったと思いますが、やはり初の試み、選手の皆さんにマイクを付けるというのは面白かったですよね」
松坂さん
「そうですね。マイクを付けながらプレーしてどうでしたか?」
森下選手
「やっぱり楽しいですね。普段、試合中に内野手とコミュニケーションとれないので。会話を通して、こんな機会がなかったので、すごく楽しかったですね」
ヒロドキャスター
「先輩の牧選手との会話が非常に盛り上がってましたよね」
松坂さん
「放送席で聞いていても面白かったですね」
ヒロドキャスター
「そして先輩・後輩でいいますと、とある先輩から『森下選手は打てない時の落ち込み方が激しい』という情報を入手しました。どうですか?」
森下選手
「悔しさが勝ってしまって。次にいく時は切り替えているんですけど、その時はとことん落ち込んでいます」
ヒロドキャスター
「誰か分かりましたか?」
森下選手
「テルさんかなと」
ヒロドキャスター
「阪神の佐藤輝明選手がおっしゃっていて。それだけ真剣に向き合ってるってことですね」
松坂さん
「そういうことをファンの人が知れたのも、また良かったと思います。また、オールスターで話すのも楽しみな選手とかいましたか?」
森下選手
「ピッチャーと普段話さないので。そういう意味ではDeNAのジャクソン投手や巨人のグリフィン投手と話しました。普段話さないような外国人投手とはコミュニケーションとれました」
松坂さん
「それは今後の対決に生かそうということですか?」
森下選手
「いや…あわよくば、聞けたらって思ったんですけど。なかなか答えてくれなかったです」
ヒロドキャスター
「どんな会話があったんでしょうか?」
森下選手
「ジャクソン投手は『お前とはやりたくない』と。ちょっと相性がいいっぽくて。『お前の時はなるべくインコースを攻めていくぞ』みたいなことを言われましたね」
ヒロドキャスター
「いい宣言が来ましたね。グリフィン投手とは試合中、通訳を介さずに会話していましたよね」
森下選手
「グリフィンもすごく日本語もうまかったですし、一応、通訳なしで会話しました」
ヒロドキャスター
「さすがでした。そして、東京のスタジオには、中日ファンの小木さんがいらっしゃいます。今の思いを教えてください。阪神、強いですよね」
小木逸平アナウンサー
「追いつきますとは軽々に言えないくらい阪神強いと思いますけれども。森下選手、阪神の強さの秘密は何ですか?」
森下選手
「投手陣が安定しているというのが一番だと思うんですけど。唯一、中日にだけには負け越しているというか負けているので、それは頭が上がりません」
小木アナ
「ナイスコメントです!」

(「報道ステーション」2025年7月23日放送分より)

広告