5日開幕した高校野球、夏の甲子園。6日の第3試合は注目の沖縄尚学対金足農業です。
注目のエース対決 制するのは
再び金農旋風なるか。秋田・金足農業のエース吉田大輝投手(3年)。秋田大会では準決勝、決勝と100球以上を投げ抜きチームを夏の甲子園に導きました。
「(Q.どういうエースになりたい?)チームに流れを持ってくるエース」
対する、沖縄尚学の2年生エース末吉良丞投手。沖縄大会では40奪三振1失点と圧巻の投球。
「スコアボードに0を並べたい」
注目のエース対決、制するのは?
金足農業の吉田大輝投手は、右太ももの違和感のためベンチスタート。
沖縄尚学の末吉良丞投手(2年)は先発マウンドに上がります。その立ち上がり、最初のアウトを三振とすると、ストレート、スライダーを軸に、5回までに毎回となる10奪三振。力投を見せます。
対する金足農業は、5回ウラ、ノーヒットながら2アウト・3塁のピンチ。ついにエース吉田投手がマウンドに。ここをわずか1球で打ち取り、ピンチを切り抜けます。さらに6回、147キロのストレートで三振。自己最速を更新する気迫のピッチングを見せます。
緊迫した投手戦は7回、沖縄尚学に初ヒットを許すと、その後1塁3塁のピンチ。6番・阿波根裕選手(3年)にタイムリーを浴び、ついに均衡が破れます。
援護をもらった沖縄尚学の末吉投手は9回2アウト、最後も三振。注目のエース対決は、14奪三振・完封で末吉投手が制し、沖縄尚学が初戦突破です。
「金足農業さんは吉田大輝投手がとてもいいピッチングで、真っすぐの切れもあって変化球も多彩でとてもいいピッチャーということなので、全員で振り負けずコンパクトに後ろにつないでいくのを徹底してやっていこうという話はずっとしていました。夏の舞台でしっかり完封勝利をすることができて、とてもうれしい気持ちでいっぱいです」
名将称賛 両エースが譲らぬ好投
投手戦となった沖縄尚学対金足農業の試合。明徳義塾の馬淵史郎監督はどう見たのでしょうか。
「失投は許されないという終盤までね、そういうゲームでした」
勝利に導いた沖縄尚学のエース・末吉良丞投手。14奪三振を挙げられたポイントは?
そして、敗れた金足農業の吉田大輝投手も、けがを抱えながら自己最速を更新しました。
(「報道ステーション」2025年8月6日放送分より)