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テニスの全米オープンでは、大坂なおみ選手（27）がベスト4入りを果たしました。現地にいる松岡修造さんに話を聞きました。
技術面・精神面で戻ってこられる「カムバック力」
出産後、初の4大大会制覇を狙う大坂選手。母・環さんが観客席から見守ります。
第1セット、大坂選手はサーブで崩して強いショットで仕留めます。今度は左右に相手を振って、ズドン。世界ランキング13位のチェコのムホバ選手から第1セットを奪います。
しかし第2セットでは、自身のミスにいら立ちを隠せない場面も。このゲーム、相手にブレークを許します。
それでも粘りを見せる大坂選手。タイブレークに持ち込むと、相手を揺さぶって冷静に決めます。
迎えたマッチポイント。互いに譲らず、ラリーが続きます。そして、2試合連続のストレート勝ちを収めた大坂選手。出産後初の準決勝進出です。
大坂選手
「今、自分が泣いていないことが驚きです。実は出産してから、このスタンドで試合を見て、いつかまたセンターコートで戦いたいと願っていたんです。その願いがかなったことに感謝したいです」
「今、自分が泣いていないことが驚きです。実は出産してから、このスタンドで試合を見て、いつかまたセンターコートで戦いたいと願っていたんです。その願いがかなったことに感謝したいです」
松岡さん
「なおみさんの見事な勝利、僕は確信しました。本来の強いなおみさんが戻ってきた。カムバックというのを、ニューヨーク、世界中に示すことができた一戦だった。その要因は試合中での『カムバック力』にありました。出産から復帰後、爆発的な強さを見せる一方で、一つのミスから一気に崩れてしまう、もろさが目立っていたこともあったんですね。きょうの試合のなかでも、崩れそうな場面がありました。第2セット第9ゲーム、相手にブレークを許し相手がリード。ここで崩れるかな…なおみさん、違いました。次のゲーム、最高のプレーでブレークバック。これが勝因のすべてです。試合の流れが悪くなった時でも、技術面・精神面、両方で戻ってこられる。これが『カムバック力』です。全米オープンチャンピオンの座に、なおみさんならカムバックできると信じています」
「なおみさんの見事な勝利、僕は確信しました。本来の強いなおみさんが戻ってきた。カムバックというのを、ニューヨーク、世界中に示すことができた一戦だった。その要因は試合中での『カムバック力』にありました。出産から復帰後、爆発的な強さを見せる一方で、一つのミスから一気に崩れてしまう、もろさが目立っていたこともあったんですね。きょうの試合のなかでも、崩れそうな場面がありました。第2セット第9ゲーム、相手にブレークを許し相手がリード。ここで崩れるかな…なおみさん、違いました。次のゲーム、最高のプレーでブレークバック。これが勝因のすべてです。試合の流れが悪くなった時でも、技術面・精神面、両方で戻ってこられる。これが『カムバック力』です。全米オープンチャンピオンの座に、なおみさんならカムバックできると信じています」
（「報道ステーション」2025年9月4日放送分より）
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