サッカーの世界最高峰・UEFAヨーロッパチャンピオンズリーグが開幕しました。36クラブが参加し、強豪同士の戦いももちろん楽しみですが、今大会はカザフスタンのカイラトが出場しています。予選でスコットランドのセルティックを破り、初めて出場を勝ち取りました。
「(Q.なぜアジアのカザフスタンはヨーロッパチャンピオンズリーグに出場できる?)カザフスタンは2002年からヨーロッパサッカー連盟に加入しているため、ヨーロッパチャンピオンズリーグに出場できるのです」
今月末には、レアル マドリードがカザフスタンで戦います。移動距離は4500キロ以上です。
さらに、日本人が所属する9チームが出場します。
そのブラジル代表が活躍した戦いを見ていきます。
「倒れ方もうまい」レアル マドリードのブラジル代表ロドリゴ
2年ぶりの大会制覇を目指すスペインのレアル マドリード。ホームにフランスのマルセイユを迎えての初戦です。
白のユニフォームのレアル マドリードは前半2分、フランス代表のエムバペ選手(26)がシュート。さらに6分後、ブラジル代表のロドリゴ選手(24)がシュート。序盤からマルセイユのゴールに迫ります。
しかし、前半22分、先制はマルセイユでした。
ちなみに、ゴールを決めたアメリカ代表のティモシー・ウェア選手(25)の父親は「リベリアの怪人」の異名を持つジョージ・ウェアさんです。イタリアのACミランなどで活躍していました。
レアル マドリードは前半27分、ロドリゴ選手が倒されてPK獲得です。
PKをエムバペ選手が決めて、追いつきます。
するとレアル マドリードは後半18分、ロドリゴ選手に代えて、同じくブラジル代表のビニシウス選手(25)をピッチに送り込みます。
2度目のPKはエムバペ選手が決めて勝ち越しました。2対1で、レアル マドリードはマルセイユに逆転勝利です。
名門対決はスーパーゴールの応酬
イタリアのユベントスとドイツのドルトムントの名門対決は、後半にドラマが待っていました。
後半7分、黄色のユニフォームのドルトムントはアウェーチームが先制。ホームのユベントスは18分、すぐさま追いつきます。
そのわずか2分後、再びドルトムントがまたもや勝ちこすと、その2分後、今度はユベントス。セルビア代表・ブラホビッチ選手(25)のゴールで再び同点とします。
2対2のまま後半29分。ドルトムントが3度目の勝ち越し。さらにもう1点を加え、4対2とリードを広げます。
2点差のままアディショナルタイム。いよいよ追い詰められたホームのユベントス。ブラホビッチ選手が底力を見せます。
ユベントスは相手のミスを見逃さずクロス。決めたのはやっぱりエース・ブラホビッチ選手。1点差に迫ります。
そして、試合終了間際…。
後半だけで8ゴールが生まれた試合は劇的な引き分け。MVPは2ゴール1アシストのブラホビッチ選手が選ばれました。
流れを変えるブラジル代表選手
スペインのビルバオに乗り込んだ、イングランドの強豪アーセナル。拮抗(きっこう)した試合の流れを変えたのは、途中出場のブラジル代表・マルティネッリ選手(24)でした。
青のユニフォームのマルティネッリ選手。背後に抜け出すと、一人かわしてゴールを決めます。
さらに後半42分でした。
ブラジル代表・マルティネッリ選手の活躍でアーセナルが初戦勝利です。
(「報道ステーション」2025年9月17日放送分より)