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大谷投手としてはポストシーズンで対戦する可能性があるフィリーズを日本時間17日、5回ノーヒットに抑えました。快投のワケを元メジャーリーガーが分析しました。
すごみ増す投手大谷 そのワケは
チーム打率リーグ2位のフィリーズをまったく寄せ付けなかった大谷翔平選手(31)。現役時代、頭脳派投手としてエンゼルスやマリナーズで活躍した長谷川滋利さん(57)に、この日の大谷選手の注目点を聞きました。
「真っすぐが本当にバッターも遅れていましたし、フォーシーム(ストレート)は本当によかった」
先頭バッター、ベーダー選手への初球は157キロ。4球目、159キロで追い込むと、最後は161キロのストレートでセカンドゴロに打ち取りました。
続く2番は大谷選手とホームラン王争いをするシュワバー選手。注目の第1打席は、初球から自己最速タイの164キロ。ストレートがうなりを上げます。
長谷川さん
「いきなり球、速くなりましたよね。口ではシュワバー選手も大谷選手も言わないですけど、見るからにスピード見て丸わかりですね、力が入っているなと。それはそうですよね。実際ホームラン王争いをしていて、相手を抑えることができるので、こんな面白いことはないでしょう」
「いきなり球、速くなりましたよね。口ではシュワバー選手も大谷選手も言わないですけど、見るからにスピード見て丸わかりですね、力が入っているなと。それはそうですよね。実際ホームラン王争いをしていて、相手を抑えることができるので、こんな面白いことはないでしょう」
しかし、2球目以降は一転して変化球で三振を奪った大谷選手。この投球について長谷川さんはこう分析しました。
「1イニング目、意外に変化球をいろいろ見せるんですよね。今回も結構変化球を前半見せて、自分なりにつかもうとして真っすぐとのコンビネーションをうまく生かしていました」
大谷選手は、シュワバー選手との2度目の対戦も、ストレートと変化球のコンビネーションでホームランを阻止しました。
試合後、シュワバー選手は次のように話しました。
「今夜は彼の最高の投球が見られた気がする。ポストシーズンを見据えて、常に勝負球を投げていたように見えたよ」
ポストシーズンどうなる?
5回68球を投げ、余力を残して降板した大谷選手。ポストシーズンで再び対峙する可能性があるフィリーズを抑え込んだことについて長谷川さんはこう話しました。
「(フィリーズは)いわゆるドジャースでいうと、スリースーパースター(大谷・ベッツ・フリーマン)と同じくらいのレベルの選手がそろっていますから。対戦していて面白かったでしょうし、プレーオフで戦わないといけない相手なので、大谷選手も自信になった」
地区優勝を前にポストシーズン進出を決めたドジャース。一部で報道されているリリーフ登板については…。
「彼の中のワールドチャンピオンになりたいという本当のゴールが、本当に誰よりも明確だと思うので。ワールドシリーズでもプレーオフでもいいですけど、(リリーフではなく)先発で6回、7回、行く可能性はあると思います。めちゃめちゃ楽しみですね」
(「グッド!モーニング」2025年9月21日放送より)
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