<ロサンゼルス・ドジャース1-3ジャイアンツ>現地時間9月21日(日本時間22日)ドジャースタジアム
ナ・リーグ西地区首位のドジャースはジャイアンツとのレギュラーシーズン本拠地最終戦に臨んだ。
大谷翔平選手(31)は「1番・DH」で先発出場し、第3打席にバットを折られながらも右前安打を放ち、今シーズン4度目の9試合連続安打、さらに連続出塁を26試合と記録を更新した。この試合では期待された本塁打はなかった。
試合は、ドジャースの先発右腕シーハン投手が7回1安打無失点と好投を見せたが、ドジャースが1ー0とリードして迎えた8回にまたしても救援陣が炎上。先発右腕トライネン投手が先頭打者から3連打を浴びて同点に追いつかれると、なおも1死満塁から押し出し四球で逆転を許し。さらに内野ゴロの間に1点を失い、ジャイアンツに2点をリードされてしまう展開となった。スタジアムから大きなブーイングがマウンドのトライネン投手、そして投手交代で姿を見せたロバーツ監督へ浴びせられた。
ドジャースは逆転負けで連勝は4でストップ。パドレスが勝利したため、ナ・リーグ地区優勝のマジックは3で変わらず。?この試合がドジャースタジアムでの最終戦だったため、本拠地での地区優勝とはならなかった。
ドジャースは球団史上初めてレギュラーシーズンの観客動員数が400万人を超えた。またレギュラーシーズン本拠地最終戦のため、試合前には今シーズン限りで引退を表明したクレイトン・カーショー投手がファンに向かって「本当に素晴らしい18年間でした。ここに来てくださった1人ひとりに感謝したいと思います。僕の人生で最も大きな意味を持つ18年間でした。まだシーズンはあと1ヶ月残っています。10月の終わりにまた会いましょう。」と力強く語った。
連覇だけが目標なドジャースにおいて、最大の懸念は救援陣なのは間違いない。その救世主的存在として再注目されているのが現地21日に、マイナー傘下オクラホマにて救援登板し、1回を8球、3者凡退に抑えた右腕佐々木朗希投手(24)だ。
ロバーツ監督も「非常に良かった。球の状態も良い。(遠征地)アリゾナで合流する予定で、話し合うが(9月24日)水曜日まで登板はできないため、(彼は)チャンスを得るために必要な準備は済ませている」とし、注目されるポストシーズンでのロースター入りに向けて「まだ優勝を目指して勝ちに行く状況。(朗希は)マイナーにおいてブルペン登板は3度目だが、メジャーでは初めての登板になる。ロースター入りは当日の状況を見て、起用を判断することになる」と語った。
ドジャースは、現地時間9月23日(日本時間24日)から敵地フェニックスにてダイヤモンドバックスと3連戦が予定されており、大谷投手の先発予定は23日だ。