【MLB】ダイヤモンドバックス 5ー4 ドジャース(9月23日・日本時間24日/フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場。投手としては今季最長の6回91球を投げて8奪三振無失点の快投、打席では3打数無安打1四球1得点で連続試合安打が9でストップしたが四球と得点でドジャースの球団記録に迫っている。しかし、ドジャースはダイヤモンドバックス相手に9回サヨナラ負け。地区4連覇へ向けて足踏みする結果に終わった。
レギュラーシーズン最後の先発登板となったこの試合、「投手・大谷」は初回、2回を三者凡退と抜群の立ち上がりを見せると、3回裏には先頭トーマスの打球がグラブを直撃するヒヤリとする場面も(結果は内野安打)後続を打ち取る。4回も先頭にセンター前ヒットを許すも後続を3人でピシャリ。5回は1死からヒットを打たれるも次打者のマッキャンを投ゴロ併殺に仕留め、6回は2本のヒットで2死一、二塁のピンチを招いたがモレノをセンターフライに打ち取った。この日は復帰後最長となる6回、同最多の91球を投げ、8奪三振、被安打5、無四球無失点の快投。最速は101.2マイル(約162.9キロ)だった。
一方の「打者・大谷」の第1打席は2ストライクと追い込まれてから詰まった当たりのセカンドゴロ、第2打席は初球を打ち上げてサードフライ、第3打席はフルカウントから今季108個目の四球を選んで出塁すると、4番テオスカー・ヘルナンデスのスリーベースで今季142得点目をマークした。第4打席は見逃しの三振。
無安打は実に10試合ぶりとなったが、1得点と1四球を上積み。ドジャースの球団記録は1890年にハブ・コリンズがマークした148得点。実に135年前の記録まであと6としている。また、シーズン四球の球団記録でも1975年にジム・ウィンがマークした110個にあと2。昨季自身が塗り替えた54本塁打の球団記録にもあと一本と迫っており、移籍2年目の今季は本塁打、得点、四球数と3つの球団記録更新も見えてきた。
試合は2回表にT.ヘルナンデスの25号本塁打で先制すると、6回表には再びT.ヘルナンデスが2点タイムリースリーベースを放ち、7回表には大谷とバッテリーを組んだロートヘッドに今季1号アーチが生まれて4‐0。しかし7回裏に大谷のあとを引き継いだリリーフ陣がいきなり3点を失い1点差に迫られ、9回裏に逆転を許して痛恨のサヨナラ負け。先発した大谷の今季2勝目も幻となった。
この日はナ・リーグ西地区首位のドジャースが敗れ、2位のパドレスが勝利したため、両チームのゲーム差は1.5に縮まり、ドジャースのマジックは3のまま変わっていない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)