地区優勝へ向けひた走るドジャースに“あの人”が帰ってきました。メジャー1年目の今シーズン、肩のけがも経験するなどここまで順風満帆とはいきませんでしたが、大事な優勝争いのなかでメジャー復帰。託された役割は中継ぎです。和田毅さんの解説とともに見ていきます。
勝てばM1 地区優勝へ総力戦
試合前、2位のパドレスが敗れ、地区優勝のマジックが2となったドジャース。勝てば王手。1回、先頭の大谷翔平選手(31)。
「きのう6回無失点のピッチャーが初回先頭スリーベース!」

大谷選手の3ベースを突破口に、ドジャースは6回まで2点をリードする良い展開。すると7回、日本時間25日に4カ月ぶりにメジャー復帰した佐々木朗希投手(23)がマウンドへ。先頭をスプリットでサードゴロに抑えると三振。
「Wow!すごい戦力だ!」
最後は160キロのストレート。日米通じて初めてのリリーフ登板で、完璧なピッチングを見せます。
と、ここまでは良かったドジャースですが、25日もまたリリーフ陣がリードを守れない。8回に3点を奪われ同点に追いつかれてしまいます。
ならば、と出した次の手は―通算222勝のレジェンド・カーショー投手(37)が9回のマウンドへ。低めのスライダーでショートゴロ。ここも丁寧に低めで打ち取ると、最後はセンター・エドマン選手(30)のファインプレー。勝ち越しは許しません。
すると延長11回、チャンスでファインプレーのエドマン選手がタイムリーで勝ち越し。佐々木投手、カーショー投手も繰り出す総力戦で延長を制したドジャース、地区優勝マジックは1。日本時間26日、優勝をかけて山本由伸投手(27)が先発します。
投球フォームに躍動感「もっと精度が上がってくる」
リリーフでメジャー復帰を果たした佐々木投手について、和田毅さんはこのように話します。

和田さんが指摘したのは、佐々木の投球フォーム。
25日とシーズン序盤の投球フォームと比べてみると、シーズン序盤は股関節がうまく使えておらず躍動感がないのに対し、25日は股関節が意識され、投球フォームに躍動感があると和田さんは言います。
リリーフ陣は厳しい状況?佐々木の起用法は
「佐々木投手、リリーフでしっかりと抑えましたよね」
大越健介キャスター
「いいピッチングで良かったですね。カーショー選手も出てきて。それって逆に言うとドジャースのリリーフ陣が厳しい状況でもありますよね」
ヒロドキャスター
「キーマンに佐々木投手がなっていってほしいなと思いますね」
小木逸平アナウンサー
「苦しい台所事情ならそうですけど、勝利の方程式としてはカーショー投手も投げてもしかしたら佐々木朗希投手がクローザーとか。そういうのもあり得るのかもしれないですね」
ヒロドキャスター
「一部のアメリカのメディアではささやかれているので、どんな起用法になるのでしょうか」
(「報道ステーション」2025年9月25日放送分より)