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報道ステーション

2025年9月27日 11:28

松坂大輔が選ぶドジャースMVPは「大谷翔平と山本由伸」 ポストシーズンへ課題のリリーフ陣は… 4年連続23回目の地区優勝

松坂大輔が選ぶドジャースMVPは「大谷翔平と山本由伸」 ポストシーズンへ課題のリリーフ陣は… 4年連続23回目の地区優勝
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ドジャースが4年連続でナ・リーグ西地区の優勝を決めました。大谷翔平選手(31)のホームランに山本由伸投手(27)の好投。今シーズンのドジャースを象徴する試合となりました。

大谷翔平HR 昨季の自己最多に並ぶ54号

チームで唯一開幕から先発ローテーションを守ってきた山本投手。ダイヤモンドバックスとの対戦、優勝がかかった大一番もエースに託されます。

1回。スプリットで2つの三振を奪い、三者凡退。抜群の立ち上がりをみせます。

打線は2回、4番・フリーマン選手(36)のホームランで先制点を奪うと、4回はランナーを3塁に置き、1番・大谷選手がホームラン!

昨シーズンの自己最多に並ぶ54号で、2年連続の100打点に到達します。

8点のリードをもらった山本投手。152キロ、153キロで追い込むと、最後は120キロの緩いカーブで三振!これにはバッターも悔しそうです。

シャンパンファイトの準備が進むなか、6回には山本投手がシーズン200奪三振を達成しました。

6回7奪三振無失点の好投した山本由伸
6回7奪三振無失点の好投した山本由伸

山本投手は6回7奪三振無失点の好投。今シーズン限りで引退を表明したカーショー投手(37)とハグをかわします。

そして、ドジャースは8対0で勝利し、4年連続の地区優勝。今年もワールドチャンピオンを目指し、ポストシーズンへ臨みます。

大谷翔平「由伸は本当にチームのエース」

ドジャースの地区優勝に貢献した日本人選手
ドジャースの地区優勝に貢献した日本人選手
大谷選手
「みんなここまで目指して頑張ってきたので、最後しっかり決められて良かった。ここからは個人よりチームの成績が一番大事。チーム一丸となって頑張りたい。由伸には1年間ローテーションを1人だけ守って、フルシーズン投げてくれた。本当にチームのエース」
カーショー投手
「由伸の存在は大きい。きょうも圧倒的。味方で良かった」
山本投手
「みんなで成し遂げたことなので、すごくうれしく思う」
「(Q.お酒の味は?)たくさん働けた分、最高。佐々木朗希も戻ってきたし、翔平さんも安定して素晴らしい。僕も負けずに貢献できるように頑張りたい」
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松坂大輔が選ぶドジャースMVPは…

エース・山本投手の好投で、地区優勝を勝ち取ったドジャース。山本投手のピッチングについて、松坂大輔さんはこう解説します。

「すべての球種が良かった。ストレートの高低の投げ分け。低めのボールも強かった。低めのボールでもバッターのバットを押し込める力があった」
解説する松坂大輔
解説する松坂大輔

そして松坂さんが選ぶドジャースのMVPは…。

「大谷選手もそうだし、ずっと投げ続ける由伸投手。日本人の2人がチームのMVPに値するんじゃないかなと」

山本投手の今シーズンは30試合先発で12勝(8敗)。防御率は2.49でリーグ2位。被打率は.183で、メジャーで最もヒットを打たれず1年間ローテーションを守り切りました。

「第一に、移動の大変さは自分が思っている以上に負担になる部分。けがせずにローテーションを回れたことはもっと評価されていい。あまり目立つところじゃないけど、本当にすごい」

ポストシーズン 課題のリリーフ陣は…

大越健介キャスター
「日本人選手2人がMVPって、本当に実感を持ってそう言えます」
ヒロド歩美キャスター
「シーズンの成績を見てみますと、大谷選手はホームランが自己最多に並ぶ54号です。そして、山本投手に関してはチームで唯一たった1人ローテーションをシーズンを通して守り切ったうえで、12勝と防御率がリーグ2位につけているわけです」
大越キャスター
「ただ欲を言えば、12勝より3つ4つ上積みされててもおかしくない。やっぱり、リリーフ陣が打たれてしまったのが残念でした」
ヒロドキャスター
「先発陣が安定しているとはいえリリーフ陣は不安ですが、松坂さんは『ポストシーズンでは試合数が減るので、カーショー投手(今季21先発)やシーハン投手(今季11先発)、佐々木朗希投手(今季8先発)、こういった先発陣をリリーフに回すことができる。リリーフで起用できるから、チームとしては安心ではないか』と話していました」

(「報道ステーション」2025年9月26日放送分より)

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