ナ・リーグ地区シリーズ突破を決めたドジャース。このシリーズでMVP級の働きを果たしたのが佐々木朗希投手(23)でした。右肩の負傷からいかにして復活を遂げたのでしょうか。
ポストシーズンの主役!
「今夜はロウキに脱帽だ!」
「ササキロウキは信じられない!」
「本当にもう素晴らしかった。見ていて頼もしい」
ドジャース地区シリーズ突破の立役者となった佐々木投手。元メジャーリーガーの五十嵐亮太さん(46)も絶賛します。
フィリーズとの地区シリーズ第1戦。ドジャース2点リードの9回、マウンドには佐々木投手。
フィリーズファンで赤く埋め尽くされたスタジアムのなか、ランナーを出すものの、この日投じたストレートは全球160キロ台。背番号と同じ11球でキャリア初のセーブを記録しました。
続く第2戦は2アウトながらサヨナラのランナーがいる厳しい状況で登板。バッターは、首位打者のトレイ・ターナー選手。わずか2球で打ち取り、連続セーブとともに地区シリーズ突破に王手をかけました。
このシリーズのハイライトとなった3度目の登板。チームが同点に追いついた直後の8回、2番シュワバー選手から始まる大事な局面。
佐々木投手はこれまで同様に160キロ前後の速球とスプリット、2つの球種でスター軍団を抑え込みます。
さらに中継ぎとして初の回マタギも経験。3イニングをパーフェクトで投げ終えました。
「(Q.一番最後に復帰して、上がってきたピッチャーがポストシーズンでこれだけ活躍することはあるのか?)中継ぎ経験がほとんどないピッチャーがここへきて大活躍っていうケースは、あまりないような気がする。彼がいなかったらポストシーズンもその先もドジャースは厳しかったと思う」
佐々木投手 復活の真相は下半身
佐々木投手はいかにして復活したのでしょうか。五十嵐さんに実演で分かりやすく解説してもらいました。
実際に比べてみると、シーズン序盤は足を上げるタイミングが現在よりもわずかに早いのですが、リリースのタイミングは同じなのです。
足を上げてからリリースまでの時間が短くなっていることが、球速アップにつながっていると五十嵐さんは言います。
実際に本人も手ごたえを口にしています。
「(Q.今後、佐々木投手にどんなことを期待して、どんなことを求めていきたい?)このまま最後までいってほしい。あまり難しいことを考えずにその時、その時、今までやってきたことをしっかりマウンドで表現するっていうことが大事」
(「グッド!モーニング」2025年10月12日放送より)