熱戦が続くメジャーリーグのリーグ優勝決定シリーズ。17日、ア・リーグはブルージェイズがマリナーズに勝利して、対戦成績を2勝2敗に戻しました。一方、ナ・リーグのドジャースは勝てばワールドシリーズ進出へ王手となる重要な一戦です。松坂大輔さんが取材しています。
松坂大輔に聞く「投打のポイント」
ドジャース2勝で迎える第3戦。松坂さんの注目ポイントは…。
復調へ大谷翔平 抑えるか佐々木朗希
一方、打線で気になるのは、このポストシーズン、打率1割台の大谷翔平選手(31)。
復調のきっかけをつかみたい大谷選手。対するブルワーズは、左打者に強い中継ぎ左腕、アシュビー投手(27)を先発に起用します。
体勢を崩されながらもライト線に運びスリーベース!チャンスメイクをして、続くベッツ選手(33)。1、2番の連打で先制します。
しかし2回。先発のグラスノー投手(32)が同点とされ、さらにワンアウト3塁のピンチ。ここはサード、マンシー選手(35)のファインプレーに助けられます。
グラスノー投手はその後、150キロ後半のストレートに落差のあるカーブ。3回以降はヒットを許さず、6回途中1失点。この日も先発が試合を作ります。
打線は6回、2塁1塁のチャンス。5番、エドマン選手(30)のタイムリーで勝ち越します。
歓喜のドジャー・スタジアム。2点リードで9回、抑えの佐々木朗希投手(23)がマウンドへ。前回は試合を締めくくれず降板。この日はどんな投球を見せるのか。ベテランが守備で盛り立てます。
最後は三振!ドジャースが3連勝でワールドシリーズ進出に王手。18日は大谷選手が先発です。
松坂解説 勝負を分けた「ピンチの好守」
この試合、松坂さんが見た勝負のポイントは…。
2回、同点に追いつかれ、なおも1アウト3塁のピンチを招いたドジャースは序盤にもかかわらず、内野を前に出し1点を阻止する守備隊形をとると、マンシー選手のこのプレーで勝ち越しを阻止しました。
「三塁ランナーのリードが大きかったので、捕手がタッチしやすいようにクイックで投げました。失点を最小限に抑えてピンチをしのぎたい状況でホームにいい球を投げるだけでした」
(「報道ステーション」2025年10月17日放送分より)