スポーツ

グッド!モーニング

2025年11月9日 13:58

4日後に迫ったMVP&サイ・ヤング賞 大谷翔平と山本由伸が最終候補に残る 元メジャーリーガーの田口壮の予想は?

4日後に迫ったMVP&サイ・ヤング賞 大谷翔平と山本由伸が最終候補に残る 元メジャーリーガーの田口壮の予想は?
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 4日後に迫ったサイ・ヤング賞、そしてMVPの発表。山本由伸投手(27)と大谷翔平選手(31)が最終候補に残りました。その行方を元メジャーリーガーの田口壮さん(56)に聞きました。

大谷翔平、4度目のMVP受賞あるか? 田口氏「受賞は100%」

 ナショナルリーグMVPの最終候補。今シーズン二刀流完全復活を遂げた大谷選手。タイトルを逃したものの、ホームラン数は自己最多の55本。長打率と出塁率を合わせて算出したOPSはリーグ1位。勝利への貢献度を数値化したWARもリーグトップです。

フィリーズのカイル・シュワバー
フィリーズのカイル・シュワバー

 その大谷選手を抑えてホームランと打点の二冠を獲得したのが、フィリーズのカイル・シュワバー選手(32)です。

メッツのフアン・ソト
メッツのフアン・ソト

 そして、もう一人はメッツのフアン・ソト選手(27)。去年のオフシーズンに大谷選手を上回る契約内容、15年総額1165億円でメッツに入団しました。

 MVPの発表は日本時間14日。大谷選手の3年連続4度目の受賞はあるのか。今年のワールドシリーズを現地で取材、解説した元メジャーリーガー・田口壮さんに聞きました。

島貫凌アナウンサー
「ずばりMVPになる確率、田口さんはどう見てますか?」
田口さん
「100%じゃないですか」
島貫アナ
「やっぱり100%ですか」
田口さん
「だと思いますけどね」
島貫アナ
「同じリーグの選手がMVPを取ろうと思ったら、じゃあ、ほか何をすればいいんだみたいな話も出たりしますけど」
田口さん
「同じように投げないと無理ですよね」
島貫アナ
「ということは、田口さんから見て二刀流がしばらく続いてある程度成績が残っている限りは、もうずっとMVPなんじゃないかという見方になりますか」
田口さん
「もちろん、そうなるんじゃないですか。来年、例えばピッチャーとして10勝、ホームラン50本ってなると誰もかなわないですよね」

 過去3度のMVPを受賞している大谷選手、すべてが満票でした。レギュラーシーズン終了後に全米野球記者協会30人の投票で決まるMVP。今年はどうなるのでしょうか?

田口さん
「普通にいくと、満票になると思う。ただ、中には『(MVPが)たまには大谷ではなくていいんじゃない』という人も出てくる可能性はあるかもしれないです。おそらく僕は満票だと思います」
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サイ・ヤング賞の最終候補に残る山本由伸 ライバルは豪腕投手

山本由伸
山本由伸

 続いて、投手部門最高の栄誉とされるサイ・ヤング賞。日本人選手初めての栄冠は山本由伸投手に輝くのでしょうか?

島貫アナ
「サイ・ヤング賞の確率はどう考えていますか」
田口さん
「あまり高くはないかなと思ってます。(選考期間を)ワールドシリーズまで含めてほしいなって思いますね。そこが入ってくれば間違いなくいくだろうと思います」

 MVP同様にサイ・ヤング賞もレギュラーシーズン終了までの成績で記者投票が行われます。では、田口さんが予想に挙げたピッチャーとは?

田口さん
「おそらく防御率1点台のパイレーツのスキーンズなのかなというイメージは持っていますね」
パイレーツのポール・スキーンズ
パイレーツのポール・スキーンズ

 去年のナ・リーグ新人王、ポール・スキーンズ投手(23)。持ち味は、160キロを超えるストレート。加えて変化量の多いスライダーやカーブを組み合わせ、サイ・ヤング賞の大事な要素、防御率はリーグトップ、奪三振数でもリーグ2位です。

 これまで山本投手を見続けてきた田口さん。ワールドシリーズ期間中、現地で山本投手自身から話を聞き、今後へ大きな期待を寄せます。

田口さん
「来年以降、チャンスは出てくると思います。『投げ方がだんだん分かってきた』という話を本人(山本)もワールドシリーズ中、話をしましたけど。『だんだんペースがつかめてきた』『出力の上げ方が分かってきた』というところが出てきたらしい。そういう意味では1年間の過ごし方が分かって、来年は今年の経験を踏まえて生かしていけると思う。だとすると、来年以降、楽しみになってきます」

 さらに田口さんは、その山本投手のライバルになりうる、新たなサイ・ヤング賞候補にあの選手の名前を挙げました。

田口さん
「ライバル大谷翔平というのが出てくるかもしれない」

(「グッド!モーニング」2025年11月9日放送分より)

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