スポーツ

報道ステーション

2025年11月15日 07:00

中日・松山晋也、気迫でねじ伏せる猛獣 進化の鍵は「脳をだます」 侍ジャパン守護神候補に松坂大輔が聞く

中日・松山晋也、気迫でねじ伏せる猛獣 進化の鍵は「脳をだます」 侍ジャパン守護神候補に松坂大輔が聞く
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15日に韓国との強化試合に臨む侍ジャパン。その注目選手を松坂大輔さんが取材しています。今回、松坂さんがキーポイントに挙げたのが「継投」ということで、12日は巨人の大勢投手(26)を紹介しました。13日に紹介するのが、侍ジャパンの守護神候補、中日の松山晋也投手(25)です。

気迫でねじ伏せる“猛獣”

「バッターに与える威圧感がすごい」と松坂さんが語るように、その眼差しはまるで獲物を狙う“猛獣”。気迫でねじ伏せるスタイルで、今シーズンから中日の守護神を担い46セーブを挙げた松山投手。育成出身では史上初となるセーブ王に輝きました。

「マウンド上ではミットにぶち込む」
「マウンド上ではミットにぶち込む」
松坂さん
「バッターに威圧感を与える投手。意識することは?」
松山投手
「マウンド上ではミットにぶち込む」

キャッチャーミットにズバッとぶち込む!最速159キロを誇るストレートは投球のおよそ60%を占める軸となっています。

「日本代表の抑えを取る!」
「日本代表の抑えを取る!」

そんな松山投手が侍ジャパンで見据えるのは、やはり「日本代表の抑えを取る!」ことでした。

「どんな精神状態になるのか、プレッシャーがどのくらいかかるのか楽しみたい」
侍のクローザーを狙う松山晋也
侍のクローザーを狙う松山晋也

虎視眈々と侍のクローザーを狙う松山投手。武器となるストレートをさらに進化させるべく、一風変わった取り組みをしていました。

「イメージできないものは脳にインプットできない。脳を錯覚させる」

進化の鍵は「脳をだます」

マシンを169キロに設定し真後ろから見るだけ
マシンを169キロに設定し真後ろから見るだけ

脳を錯覚?トレーニング方法は、すごく独特。マシンを169キロに設定し、真後ろから見るだけ。スピード感や軌道のイメージを脳に刷り込むんだそうです。

「毎日見ることで、投げられるのではという感覚に。脳がだまされてきた。脳でイメージできないと、実現できない」
「バンジージャンプしてから投げるとか」
「バンジージャンプしてから投げるとか」
松坂さん
「その発想、面白いなぁ。今、興味持っているものは?」
松山投手
「今後もっと出てくるとしたら脳。バンジージャンプしてから投げるとか。脳を使うというか、しっかり」

未知の領域に達した自分をイメージし、進化を続けているんです。

進化を続けるストレート

「佐藤輝明さんへの“高めのストレート”は手応え」
「佐藤輝明さんへの“高めのストレート”は手応え」
「平均球速も(去年の151.3キロから今年の154キロに)上がりましたし、ボールの強さも上がってきたので。ストレートで空振りを取れるシーンが増えた。甲子園での最終戦、佐藤輝明さんへの“高めのストレート”は手応えがあった」

今シーズン打撃2冠の阪神・佐藤輝明選手(26)に対し、155キロで三振を奪った1球。

「本人も高めストレートが来ると分かっていたと思う。力と力の勝負で空振りが取れた」
松坂さん
「ピッチャーからすると気持ちいい」
松山選手
「気持ちいい」
「僕ができることを最大限発揮して、最後どこで投げているか分からないが、チームのために腕を振っていきたい」

“1イニングに人生をかけて”

松山投手は「先発投手というのは1週間に一度の登板で人生をかけて勝負している」と。だから「先発投手の思いを背負って自分は1イニングに人生をかけて勝負している」。だから、あの表情になるんだということです。

(「報道ステーション」2025年11月13日放送分より)

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