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報道ステーション

2025年12月11日 15:56

ロッテは美馬学の魂の引退登板 ファンが選んだ最高のシーンは? プロ野球「熱盛グランプリ」パ・リーグ編

ロッテは美馬学の魂の引退登板 ファンが選んだ最高のシーンは? プロ野球「熱盛グランプリ」パ・リーグ編
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9日に引き続き、プロ野球「熱盛グランプリ2025」です。チームのファンそれぞれ100人合計1200人に聞きました。今シーズン一番熱く盛り上がったシーンは?パ・リーグ編です。

ソフトバンク 苦しむチームを救う一打

まずは、日本一のソフトバンク。山川穂高選手や周東佑京選手といった主力を抑えて、あの選手が第1位です!

ファン
「さすが川瀬」
「川瀬のサヨナラ打」
「川瀬のファンで良かった」

12球団最多60票。10年目の川瀬晃選手(28)が苦しむチームを救いました!

単独最下位だった5月2日、5連敗で迎えたこの日も8回まで2点のリードを許します。

それでも9回に1点を返し、なおも満塁。この場面を託されたのは代打・川瀬選手。逆転のサヨナラタイムリーを打ちました!

小久保裕紀監督も分岐点と語ったこの試合から5連勝。リーグ連覇へと駆け上がりました!

ファン
「V2を達成できた大きいきっかけ」
「あれがなかったら、優勝できなかった」
「川瀬、熱盛」
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オリックス HR3本!逆転サヨナラ勝利

オリックスファン
オリックスファン

オリックスは劇的な試合がランクイン。3位は、開幕戦のサヨナラ勝ち。2位は、キャプテンのサヨナラ打。1位も、もしかして…!?

ファン
「きょうもサヨナラ」
「満塁ホームランで2点差になって、圭太の同点2ランで、最後サヨナラ」

やっぱりサヨナラ!しかも、ホームラン3本での大逆転でした!

6点を追いかける5回。口火を切ったのは太田椋選手(24)。プロ初の満塁ホームランで2点差!6回には、中川圭太選手(29)のツーランホームランで6対6と追いつきます。

そして、延長12回に廣岡大志選手(28)。試合を決めた一振りは、人生初のサヨナラホームランでした!

廣岡選手
「椋と圭太さんがよく打った。最後おいしいところもっていきましたけど、みんなで頑張りました」
ファン
「みんなの力」
「最後まで諦めずに楽しく試合が観られているのは、ファンとしてすごくうれしい」
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楽天 涙の現役ラスト打席

楽天ファン
楽天ファン

続いて楽天。試合を決めた球団2000号に、浅村栄斗選手の2000本安打が同率2位。節目の一打を上回ったのは?

ファン
「印象に残る一打、あと勝負強さ」
「泣きながら打席に入るところとか、最後まで男だった」

球団一筋14年の岡島豪郎選手(36)、涙の現役ラスト打席。岡島選手といえば、ガッツあふれるプレーと勝負強い打撃を武器に、2013年の球団初の日本一にも大きく貢献しました。

その勝負強さは、現役ラスト・今年唯一の打席でもヒットを放ちました。

ファン
「最後にかけている。漢(オトコ)!」
「日本一を経験している選手も少ない中で、ずっとここまで応援できて良かった」
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西武 逆境をはね返す3ラン

西武ファン
西武ファン

次は西武。ベテランと若手のサヨナラヒットが2位・3位にランクイン。1位は新戦力のこの選手です!

ファン
「ぼっこんぼっこん打つ。ホームランも結構デカめ」
「神助っ人外国人ですね!大好きっすね、ネビン」

来日1年目・ネビン選手(28)がファンの心をがっちりつかみました。ベストナインにゴールデン・グラブ賞と攻守でチームを支える大活躍でした。

本拠地が熱狂した一打は、9月の日本ハム戦。7回、2点を返し、なおもランナー2人を置いた場面でした。逆境を跳ね返すスリーランホームランを放ちます!

ファン
「あまりにもうれしすぎて、自宅からベルーナドームまで30キロ以上離れているが、そのまま歩いて帰宅しちゃいました!」
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日本ハム 2025年プロ野球最大の逆転劇

日本ハムファン
日本ハムファン

続いて日本ハム。沢村賞エース・伊藤大海投手の熱投に、球団20年ぶりとなる郡司裕也選手の一発を抑えたのは…今年のプロ野球・最大の逆転劇です!

ファン
「『きょう終わった…』と思って、席着いてご飯食べていたら、え?なんか追い上げてる。え?ホームラン打った?泣きそう」

ファンの感情が追いつかないほど。それもそのはず、試合は6回表まで7点のビハインド。ここからだったんです。

ファン
「水谷(瞬)がホームランを打って、打線に火がつき始めて」
「みるみるうちに、どんどんみんな点を取って」
「2点差になって帰るに帰れなくなった」

7対5と2点差に迫って、9回2アウト。土壇場で、ついに追いつきます!

そして延長10回、打席には、田宮裕涼選手(25)。ファンの待つスタンドへ飛び込むサヨナラホームランを放ちます!

ファン
「そこまでやってくれるのか」
「7点差ひっくり返せるなんてすごい」
「新庄野球の醍醐(だいご)味」

大逆転劇に大熱狂でした。

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ロッテ 魂の引退登板 予期せぬ展開

ロッテファン
ロッテファン

最後はロッテ。2位に新人王・西川史礁選手の劇的一打。若手の活躍を抑え、1位になったのは?

ファン
「ずっと見ていたいなという気持ち」
「最後まで投げられた魂」
「ロッテには欠かせない選手でした」

美馬学投手(39)。現役最後のマウンド。それは本人にとっても、ファンにとっても予期せぬ展開でした。

楽天・ロッテで通算80勝。正確無比なコントロールと魂のピッチングでファンを魅了してきた美馬投手。その姿は引退登板でも…。2球で追い込みます。

しかし、3球目。美馬投手に異変が起きます。

ロッテ・美馬学
ロッテ・美馬学
美馬投手
「ブチっていうか、バキっていう音がして、何か切れたなって」

なんと美馬投手はこの1球で右ひじの腱を断裂。これまで6回手術をした右ひじが最後も悲鳴を上げます。

それでも…。

美馬投手
「本当にこれが最後だし、なんとか最後まで腕を振って、あんなに投げれたのは不思議なくらい」

限界を超えた状態での魂の投球でした。

ファン
「男の最後って感じがした」
「気持ちがまだまだ強いし熱い。改めて美馬選手ってかっこいいな」
「本当に心強いサポーターだった」
「本当に心強いサポーターだった」
美馬投手
「ずっと応援していただけて、本当に幸せな現役生活でした。何度も支えてもらったし、最後の最後まで支えてもらったし、本当に心強いサポーターだった」

美馬投手は引退登板後に7回目の手術をしたそうで、まさにやり切ったと話していました。現役生活、本当にお疲れ様でした。

(「報道ステーション」2025年12月10日放送分より)

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