サッカー日本代表・森保一監督と内田篤人さんが対談を行いました。年が明けていよいよワールドカップが近づいてきましたが、森保監督は今回優勝という大きな目標を掲げています。自身2度目のワールドカップに挑む森保監督の思いを聞きました。
W杯イヤー突入
「ワールドカップが近づいてきた印象なんですが、どうですか?来たななのか、まだ時間あるなのか」
「組み合わせのドローが終わってから、一気にワールドカップは現実的になってきた」
「対戦相手が決まった時の印象は?」
「気持ちの波で言うと、こんな(水平な)感じ」
「オランダが来ようが、どこが来ようが」
「目標はワールドカップ優勝ということで、これまでも戦ってきた」
去年12月に行われた、北中米ワールドカップ組み合わせ抽選会。日本は世界ランク7位のオランダに、ヨーロッパプレーオフの勝者、そしてアフリカのチュニジアがいるグループに入りました。
「オランダの印象は?」
「『タレント軍団』という感じ」
「メンバーはとんでもなくいい選手がそろっている印象があります」
「世界トップクラスのタレントが攻守ともにそろっているなっていう印象はあります」
「チュニジアはどうですか?」
「これまで何度か対戦しましたし、ワールドカップの予選を見ても10試合で無失点。守備が堅いという印象を持ってます。プレーオフから勝ち上がってくるであろうという4チームは、ストレートでW杯に出ててもおかしくないなっていうチームばかりだと思いますし、またプレーオフという厳しい戦いを終えて、その勢いでワールドカップに乗り込んでくるので、本当にどこが出てきても手強いなっていう印象を持ってます」
重要なメンバー選考
難敵ぞろいのなか、優勝を目標に掲げる森保ジャパン。今回は史上最大規模のワールドカップが待ち受けます。
出場チームは前回から16増えて48に。優勝までの道のりも8試合に増え1か月以上に及ぶ総力戦となります。
そこで重要になるのが、26人と言われるメンバー選考です。
しかし、日本は主力にけが人が続出。南野拓実選手(30)が左ひざ前十字靭帯断裂の大けがで、復帰時期が不透明。長期離脱中の冨安健洋選手(27)や町田浩樹選手(28)など、ワールドカップに向けて復帰を前倒そうとしている選手もいます。
「難しいところですよね。けがは間に合って、試合に出られてなくても能力が分かっていれば選ぶ場合もあるだろうし、試合に出て自分のパフォーマンスを取り戻せないなら呼ばない選択肢ももちろんある」
「コンディションがいい選手を選ぶのが基本かなと思いますけど、これまでやってきた経緯がありますし、ワールドカップ中に100%に戻る可能性があれば、選ぶという選択肢も持っておきたいなと思います。そこは内田さんに聞きたいなと思って、内田さんがそうでしたよね?」
「これはザッケローニ監督の話ですけど『ワールドカップまでに試合出なくても呼ぶから、しっかりけがだけ治せ』って」
2014年2月、ブラジル大会開幕の4カ月前。内田さんは右太もも裏の腱断裂という大けがを負います。
当時の日本代表・ザッケローニ監督からの言葉を受け、残りのシーズンをリハビリに費やし、ワールドカップ本番に向け調整しました。
復帰戦となったのは、大会開幕のわずか16日前でした。そして、ワールドカップでは全試合フル出場を果たします。
「選手からすると焦らずに、順序を踏めてリハビリができたので非常にありがたかったなという思いがあります」
「内田さんがそれだけの特別なものを見せてたからだと思いますし、何人かの選手は内田さんと同じような形で考えてもいい選手がいる」
成長の早さは日本人の能力
5カ月後、実に8度目のワールドカップを迎える日本代表。まだ夢舞台だった33年前、あと一歩届かなかったドーハの悲劇。その4年後、初めて世界への扉を開きます。
そこから途切れることなく出場を重ね、今回チームとしては初めて、ワールドカップ優勝を目指しています。
「日本の成長って、なんでこんなに早いのか?」
「日本人の能力だと思いますよ。内田さんたちみたいに、世界に向けてチャレンジした人たちがつなげてくれたのもある。過去を生かす能力、積み上げる能力、バトンをつないでいく。サッカー界でもワールドカップに出られない時から、どうやったら出られるんだ、出てでも勝てない。勝つためにどうするんだっていう積み上げが、サッカー界もすごくバトンを渡してもらって、来てるなっていう感じがします」
「森保さんはバトンをずっと持ってますね。ワールドカップ出るぞの時から今までずっと」
「経験値では。そこで『ワールドカップで勝てる』にしないといけない」
今後にバトンつなぐため…
「ずっとバトンを持っている森保監督が16の壁なのか、目標を達成する監督にふさわしいんじゃないかなと僕は思っているんです。今後の日本サッカーにバトンをつなぐためにも、今回のワールドカップでやっぱりいい結果を出してほしいなと思っております」
「内田さんが言うように、けがを治して来いって言われていく選手もいれば、順調に調整して選ばれる選手も。選手個々はいろいろあると思いますが。森保ジャパンって大きな一つの流れ、幹みたいなものがあって、その幹がもう一段太くなると壁を破れるのかなと思います」
「監督自身は、まだメンバーを固めていないとおっしゃっていたので、この限られた時間で選手にはいいパフォーマンスをしてほしいと思います」
(「報道ステーション」2026年1月7日放送分より)







