ミラノ・コルティナオリンピックまであと29日となりました。先月に行われたスピードスケートのオリンピック代表最終選考レース。土壇場で2大会連続の出場内定を勝ち取ったのが、男子500メートルの新濱立也選手(29)です。実は、オリンピック出場に向けて妻から託された思いがありました。ヒロド歩美キャスターが話を聞きました。
夫婦で五輪出場の目標も…
新濱選手にとって、かけがえのない存在。おととしに結婚した吉田夕梨花選手(32)。カーリングのロコ・ソラーレのメンバーです。
去年4月、新濱選手が交通事故で大けがを負った時も寄り添い、一番近くで復活を支えてくれました。
お互い口には出さなかったものの、同じオリンピックという目標を追いかけてきました。
去年9月、先にオリンピックをかけた戦いに臨んだのは、妻の夕梨花選手。勝てば2人の夢に近づく大一番。新濱選手も見守ります。
しかし、フォルティウスにあと一歩及ばず。ロコ・ソラーレは、オリンピック3大会連続出場の夢をつかむことができませんでした。
「ロコ・ソラーレは追われる立場で、平昌五輪、北京五輪とずっと日本のトップを戦ってきた。ものすごくつらさはあったとは思う。日本代表決定戦が終わって『託したよ』と言われたので、『分かった」と『俺がミラノ連れてくよ』と言いました」(去年9月)
果たした妻との約束
託されたミラノ・コルティナオリンピック代表の座。迎えた勝負の代表選考会。妻・夕梨花選手も応援に駆け付けます。
オリンピック派遣標準記録は34秒51。スタートから飛ばしていく新濱選手。万全ではないコンディションでも力強い滑りを見せていきます。
そしてラストスパートへ。34秒40。オリンピック派遣標準記録を上回る好タイム。代表切符をつかみ、妻との約束を果たしたのです。
大会後、夫婦でそろって取材に応じてくれました。
「『託したよ』という言葉を言ってからプレッシャーを背負わせすぎて、ちょっと後悔した。力に変えてくれて、本当に何よりです」
「ミラノに行くことを託されましたし、自分でも『絶対に行きたい』と強く持ち続けれた。得意の500メートルで決めることができた」
夫婦で3大会連続メダルへ
お互いアスリートということもあり、1年の半分以上も会えないそうなんです。
ただ、インタビューで夕梨花選手の話をする時の新濱選手の柔かい表情がすごく印象的でした。
「託す」という言葉がありましたが、夫婦で3大会連続のメダルを獲得したいと話していました。
(「報道ステーション」2026年1月8日放送分より)





