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2026年1月31日 07:29

スノーボード男子ハーフパイプ 金メダル争いは日本人3人の対決に? 強みを生かした超大技を持つ戸塚優斗と平野流佳 連覇かかる平野歩夢

スノーボード男子ハーフパイプ 金メダル争いは日本人3人の対決に? 強みを生かした超大技を持つ戸塚優斗と平野流佳 連覇かかる平野歩夢
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 ミラノ・コルティナオリンピックです。スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手(27)は先日、試合中の転倒で骨折しましたが、オリンピックに出場すると表明しました。実はこの種目の金メダル争いは「日本人3人の対決」と見られています。戸塚優斗選手(24)と平野流佳選手(23)。2人には自分だけの強みを生かした「超大技」があります。

世界初!大技を連続技に進化

 まず1人目は、平野流佳選手。北京オリンピック以降、昨シーズンまで、ワールドカップ3シーズン連続で総合優勝しています。

 得意の大技が、縦3回転、横4回転の「トリプルコーク1440」です。これは北京オリンピックで、平野歩夢選手が金メダルを決定づけた大技です。この技を、平野流佳選手は、今シーズンさらに進化させました。

 それは、トリプルコークからの、もう一回トリプルコーク。なんと大技トリプルコークを世界で初めて“連続技”に進化させたのです。

 この、彼ならではの超大技には、彼ならではの“秘密”が隠されていました。

平野流佳選手の武器「逆足も得意」
平野流佳選手の武器「逆足も得意」
平野流佳選手
「逆足が前の時の技を見てほしいですね。そこは絶対負けないと思っています」

 「逆足も得意」。これこそが平野流佳選手の武器です。

 選手たちはそれぞれ、左足が前、右足が前、得意な向きが決まっています。平野流佳選手が得意なのは、“左足が前”です。

得意ではない右足が前の時
得意ではない右足が前の時

 先ほどの連続トリプルコーク、足に注目して見ると、まずは得意な左足が前、今度は得意ではない右足が前。どちらの足が前でも関係なし。この「器用さ」があるからこそ、世界でただ1人の連続技ができるんです。

青木亮コーチ
青木亮コーチ

 小学5年生の時から指導を受けている青木亮コーチに話を聞きました。

「器用にいろんな動きができるタイプではあるので、それを努力して反復練習できる。努力、努力、努力というタイプ」
平野流佳選手
「ずっと練習していたら上手くなった」
ヒロド歩美キャスター
「それはすごいですね」
平野流佳選手
「逆向いた時のほうが安心感があります」
ヒロドキャスター
「不安じゃなくて…面白いですね、その感覚」
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圧倒的高さの“超大技”

戸塚優斗選手(左)
戸塚優斗選手(左)

 そして、もう1人の金メダル候補が戸塚優斗選手です。今シーズン出場した5試合中4試合で表彰台。ワールドカップランキングは堂々の首位に立っています。

 武器は高さ。ヘリからなんと約4.7メートルも飛んでいるんです。この高さを生かし、世界を驚かせた技があります。

 それが「ダブルコーク1620」。縦に2回転、横になんと「4回転半」。この超大技を世界で初めて成功させました。

 4回転半をも可能にする「高さ」。ポイントは、壁を登っていく時だといいます。

「重力を上に飛ぶパワーに変えられる」
「重力を上に飛ぶパワーに変えられる」
戸塚選手
「壁を上がる時に何倍も重力がかかってて体が潰されるんですけど、重力を上に飛ぶパワーに変えられるんです」

 ちょっと意味がよく分かりません…。その不思議な感覚を、本人が身近にあるもので例えてくれました。

戸塚選手
「水道から水が出るじゃないですか。それをスプーンに当てると全方向に広がる。その角度を変えると一方向にいく。その感覚に近いというか、力をうまく体で逃がしてあげる」
スプーンを垂直に当てた場合
スプーンを垂直に当てた場合

 水道水とスプーン。出てくる水が戸塚の言う重力です。スプーンを垂直に当てると、水は全方向へ。この時、指への負担は重くなります。

スプーンを斜めに当てた場合
スプーンを斜めに当てた場合

 一方、斜めに当てると、水は一つの方向へ。この時、指への負担は軽くなります。戸塚は、このイメージで、体にかかる重力を逃がしているというのです。

 壁を登っていく時に重力を逃がし、高く飛ぶ。重力からの負担を軽くして、とんでもない高さにつなげています。

戸塚選手
「ビックリするくらい飛ぶ時もあります。『高っ!』ってなる時もある。自分が納得いく滑りができたら本当に気持ちいいですし、それを決めて金メダルを取れたらうれしいですね」

54年ぶりの表彰台独占の可能性

平野歩夢選手
平野歩夢選手
ヒロドキャスター
「今回のオリンピックは世界初の大技の出し合いになると言われています。というのも平野歩夢選手も『まだオリンピック用に出していない技がある』と公言していて、そうなってくると本当に超大技合戦。そういった大合戦の中の中心に日本人3人がいるということは本当に誇らしいことだと思います。その合戦の先には54年ぶりの日本人表彰台独占があるかもしれません。54年前の日の丸飛行隊以来なるかどうか楽しみです」

(2026年1月27日放送分より)

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