Bリーグとして初めてのドラフトが開催され、11人の選手が指名された。
両親や関わってくれた人への感謝や、プロの世界に向けての覚悟を語った9選手のコメントを紹介する。
「早くプロに」強豪校を退学する決意
赤間賢人選手(東海大学2年・20歳)は1巡目2位で茨城ロボッツに指名された。
2年生でドラフト参加を決め、東海大学を退学する決意を固めた赤間選手だが、エントリーの背景にはバスケ部の後押しもあったという。
人前で話すことは苦手で静かな方だと話す赤間選手だが、目標や強みを語る姿には迷いがないように見えた。
「比江島慎選手(宇都宮ブレックス)を超えられるような選手になりたい」
新井楽人選手(日本大4年・21歳)は3位で横浜ビー・コルセアーズに指名された。
進路が決まっていない不安はありつつも、楽しみもあったと笑顔を見せた。
プロになった思いを伝えたい相手を聞かれると、照れくさそうに笑って答えた。
横浜の台風の目になれるのだろうか。
少し潤む目元を指摘され…
岩下准平選手(筑波大4年・22歳)は4位で長崎ヴェルカに指名された。
ドラフトコンバインでも多くのカメラが向いていた。
名前が呼ばれるまでは固い表情だった岩下選手だが、自身のチャームポイントと語るやわらかい笑顔で取材に答えていた。
大学時代はけがもあり、思うような結果は残せなったと語ったが、長崎ではどんな結果を残していくのか楽しみだ。
「保護者からは『頼さま』とよく言われる」
少し照れながらも取材陣の期待に応えたのは、大阪出身の岩屋頼選手(早稲田大4年・22歳)だ。5位で秋田ノーザンハピネッツに指名された。
大学最後のインカレは白鴎大学に惜敗し、2位という結果で終わった早稲田大学。「チームを勝たせられるように」という言葉を繰り返し使う岩屋選手の勝利への執念は指名された選手の中でも1番かもしれない。
恩師が誇れる選手に
松野遥也選手(専修大4年・22歳)は6位で広島ドラゴンフライズに指名された。B2鹿児島レブナイズで特別指定選手としてプロデビューを果たしている。
より高みを目指す松野選手。注目されていたこともありインタビューをされることも多かった中で、必ずと言っていいほど言っていたのが「人から憧れてもらえるようになりたい」ということだった。
ドラフト会場には恩師である桜丘高校の江崎監督も訪れていた。
持ち前の身体能力を最大限に発揮してほしい。
クールな実力者
西部秀馬選手(日体大4年・22歳)は2巡目1位(全体7位)で京都ハンナリーズに指名された。
名門・東山高校や日体大で活躍してきた実力者だ。
落ち着いた様子で覚悟を口にした。
京都ハンナリーズには大学の先輩である小川麻斗選手が所属しており、よく見ていたクラブだったという。
クールな表情とは裏腹に、プロというステージ挑戦する意識やブースターへの思いは熱いものがある。
次の夢は日本代表
田中流嘉州(ルーカス)選手(大東文化大4年・22歳)は2巡目2位(全体8位)で滋賀レイクスに指名された。ドラフト会場にはブラジルから両親が駆け付けた。
夢はBリーガーになることだった田中選手だが、次なる夢は日本代表だ。目標とする選手は日本代表でも活躍する吉井裕鷹選手( 三遠ネオフェニックス)。
2人のマッチアップも楽しみだ。
縁の下の力持ちに
泉登翔(トワ)選手(日本大4年・22歳)は3巡目2位(全体10位)で富山グラウジーズに指名された。
安堵の表情を浮かべながらもハキハキと明るく話す泉選手。
高校・大学で日本一を経験しているにも関わらず、自己評価は低い。
プロの世界で派手なプレーに目が行くことは最もだが、Bリーグファンの中には足元で泥臭くプレーする選手が好きな人も少なくない。
縁の下の力持ちな選手がチームの顔になっていくのかもしれない。
「小さい時から地元でプレーするのを夢に描いてきた」
武富楓太選手(東海大九州4年・22歳)は3巡目3位(全体11位)で佐賀バルーナーズに指名された。
全国大会の上位を占めるのは関東の大学が多く、会場では九州の大学から呼ばれた唯一の選手だった。心細さもあったのかもしれない。
プロの舞台でも華麗なアシストでファンを魅了してくれるに違いない。








