6日開幕のミラノ・コルティナオリンピック。開会式に先立って、競技がスタートしました。
混合ダブルス ハプニングも
あすの開会式に先立ち、カーリング混合ダブルスが行われました。世界ランキング2位の韓国ペアに、68位のスウェーデンペアが挑みます。すると、試合開始直後、なんと停電のハプニング。試合は一時中断します。
それでも、兄妹で挑むスウェーデンペアが魅せました。兄・ラスムスが、自分で投げて自分でスイープ。妹・イザベラに一度もスイープさせることなく、スウェーデンペアが金星を挙げました。
一方、日本勢では、表彰台独占も期待される、女子スノーボードビッグエア。去年の世界選手権を制した村瀬心椛選手(21)。前回の北京オリンピックでは銅メダル。悲願の金メダルへ、状態をあげてきています。
「世界で唯一」の練習場
5日からスノーボード競技がスタートします。日本女子には、岩渕麗楽選手(24)、深田茉莉選手(19)、清水さら選手(16)ら金メダルを期待される選手がそろっています。彼女たちに共通するのが、世界からも一目置かれるカリスマコーチの存在です。
佐藤康弘さん(50)
「プロスノーボードコーチの佐藤です。よろしくお願いします」
スノーボードのカリスマコーチを訪ねてやってきたのは、なぜか「暑い街」で有名な埼玉県熊谷市。ここに、金メダル候補を育てる秘密があったのです。
三山賀子アナウンサーが驚いたのは日本代表・深田選手の大ジャンプとエアバッグ。
「すごーい!!こういった設備は他にも、日本にあるんですか?」
「ハーフパイプに関してはここが世界で唯一」
スノーボードにはハーフパイプや、巨大なジャンプ台を飛ぶビッグエアなどがありますが、それらをエアバッグで再現。中でも、ハーフパイプ状のものは他にはなく、着地の感覚まで練習できます。
「ボヨンボヨンですね!これだったら思いっきり倒れ込んでも安全ですよね」
世界から選手殺到
佐藤コーチは去年、借金までしてゴルフ場を買い取り、この練習場を作ったのです。世界屈指の練習環境を大胆な発想で作ったことが、金メダル候補を後押ししました。
「そこに魅力を感じて、色々な所から選手が練習しに来てくれています」
練習環境の素晴らしさから、各国の選手が殺到。まずは開催国イタリアの代表選手。
ニュージーランドの代表選手は、世界初の技に挑戦。縦2回転、横3回転半を組み合わせた大技です。
また、清水選手や深田選手などの日本代表も、佐藤コーチを慕って日々特訓。10年以上指導を受けている岩渕選手はこのように話します。
中国も感謝「国際友情賞」
佐藤コーチは、日本のスノーボード黎明期から技術を教えてきました。さらに、ジュニア世代からトッププロまで幅広く指導してきた、カリスマ的存在。練習中はジャンプ台の上から、さらに下からも撮影することで、的確にアドバイスしてきました。
そしてついに、前回の北京オリンピックでは、メダルすら取ったことがないチームにいきなり金メダルをもたらしたのです。
世界で唯一の設備を作った佐藤コーチは、前回の北京オリンピックで中国・男子チームのコーチとして帯同。スノーボードでメダルすら取ったことがなかったのですが、初の金メダル獲得。
国境を越えた師弟関係は話題となり、中国から「国際友情賞」が贈られました。
それにしてもなぜ、日本だけでなく世界各国の選手を指導しているのでしょうか?
(2026年2月5日放送分より)







