ミラノ・コルティナオリンピックのスノーボード男子ビッグエアで、木村葵来選手(21)が金メダル、木俣椋真選手(23)が銀メダルで日本勢ワンツーの快挙を達成しました。
日本勢4人 オリンピック初出場
日本勢は4人ともがオリンピック初出場というフレッシュなメンバーながら全員が決勝へと進みました。
プロスノーボーダーの田中幸さんも太鼓判を押します。
3回のランのうち得点の高い2本の合計で争う決勝。日本勢最初の登場は、予選10位の木俣選手です。
通常と逆のスタンスで後ろ向きに5回転半!バックサイド1980を完璧にメイクし、いきなり高得点をマークします。
続くは予選5位・長谷川帝勝選手(20)は、木俣選手とは逆にフロントサイドに回すキャブ1980!しかし着地でわずかに乱れてしまい得点は伸びません。
3人目は木村選手です。
「ピタっと着地して」
着地まで完璧に決めました。そして…。
「得点出ました、89.00」
そして日本勢の4人目、1回目全体のラストはスピンマスター・荻原大翔選手(20)です。
予選をトップ通過したエース・荻原選手がまさかの転倒。1回目を終えて最下位と出遅れます。
それでも 日本勢は木村選手が1位、木俣選手が3位、そして長谷川選手が6位と上位に食い込みます。
金メダル候補がまさかの…
表彰台へは2本をそろえることが重要、木俣選手の2回目は…ここでも1980!
「あーかっこいい、素晴らしい!高難度な技、回転数も増えて、しっかりグラブをつかみ続けるのはすごく難しい。めちゃくちゃ評価が高い。これ(得点)出ると思いますよ」
「85.25」
早々に80点以上2本そろえ暫定トップに!この流れに乗りたい日本勢、ところが…長谷川選手は着地で転倒、1回目でトップの得点を叩き出した木村選手も着地に失敗します。
「荻原にとってここですね」
田中さん
「ここです、本当に!」
ここで終われない…メダルに向けてミスは許されない荻原選手の2回目。
「スイッチでいきます。今度は決められるか。高いぞ。弾かれた!」
「いやー…こんなことあるんだ」
これがオリンピックの魔物か…。金メダル候補がまさかの連続で失敗、3回目を前にメダルへの夢がついえました。
日本勢が快挙
そして運命の3回目、ここまで 3位につける木村選手。2回目は転倒しているため、なんとしても成功したい1本です。
あとがない状況で5回転半を決めきり90点超え!暫定1位につけていた木俣選手を抜きトップに立ちます。
「唯一の90点台!フィジカルモンスターといわれるだけあって、思い切った高さのエアーと着地ビタッというところが、コントロールしまくってますね、スノーボード。いや、もう悪いとこない!!」
その後は海外勢も着実に大技をメイクしますが、木村選手・木俣選手を超える選手は現れず。
最終滑走・木俣選手は銀メダル以上を確定させてのラストラン、目指すは金メダル。
「6回転以上を狙っていきましたが、得点更新ならず。木俣椋真、銀メダル。そして木村葵来、金メダル」
再逆転はかないませんでした。それでも過去男子はメダルがなかったこのビッグエアで日本勢がワンツーフィニッシュ!21歳の木村選手が日本勢金メダル第1号です!
木村選手の2冠も?
「木村選手の勝因は?」
「木村選手の着地は安心してみていられる。元々体操競技をやっていたというのもあって、上半身がバランスを崩しても板はしっかり真っすぐ着地している。普通だったら足元を持っていかれるだろうというところでも、何ごともなかったようにしっかりリカバリーができるところが強いなと思います」
そして木村選手は、このあとスロープスタイルにも出場。大きな期待がかかります。
「木村選手の2冠もあり得る?」
(2026年2月8日放送より)




