ミラノ・コルティナオリンピックのスキージャンプ女子ノーマルヒルで丸山希選手(27)が左ひざの靭帯(じんたい)損傷から復活の銅メダル獲得です。
4回目の五輪 高梨沙羅は13位
スキージャンプ女子ノーマルヒル。4回目のオリンピックとなる高梨沙羅選手(29)。その1回目。
「空中への移行はスムーズだ。前に進む。少し最後失速しました。K点手前の着地です」
風の影響もあったのか、92メートルと距離を伸ばすことができません。
高梨は1回目を終えて14位となりました。
一方、初めてオリンピック切符をつかんだ、今シーズン好調の丸山選手。
「低い飛行曲線。K点付近まできた。テレマークを入れた」
踏み切りのタイミングが少し遅れたものの、距離は97メートル。さらに飛型点で高得点を獲得。1回目を終えて3位とメダル圏内につけます。
そして運命の2回目。まずは高梨選手。
「K点付近まで持ってきました」
距離は96メートルとK点まで2メートル足りませんでしたが、テレマークもきれいに入り、高梨選手のノーマルヒルは13位となりました。
“恐怖心”を克服
丸山の原点は、温泉とスキー文化が根付く長野県の野沢温泉村です。
ジャンプ競技を始めたのは、小学4年生の時でした。
ジュニアコーチ 笹岡洋介さん
「昔は非常に元気がいい女の子でした」
そう語るのは地元のスキークラブで、丸山選手を小中学生の時に指導していた笹岡コーチです。
「ワールドカップで優勝しているので尊敬しかないです!」
しかし、ここまでのキャリアは順風満帆ではありませんでした。
実力はありながらもオリンピックへの出場はなく、同世代の高梨沙羅選手や伊藤有希選手(31)らは次々と晴れ舞台へ。さらに、5年前、札幌での「全日本選手権」、着地で転倒し、靭帯を損傷。目前に迫っていた北京オリンピックへの夢が絶たれた瞬間でした。
「ケガをしてから距離を出すのが怖くなってしまって」
復帰後も付きまとった“恐怖心”。それを克服するために行ったのが…。
スタート位置をあえて上げ、飛距離を伸ばし、恐怖心を克服する練習を繰り返しました。
すると…。
「恐怖」が「楽しさ」に変わっていく瞬間でした。
そして、念願の夢舞台で、丸山選手、逆転での金メダルへテイクオフ!
100mの大ジャンプ
スキージャンプ女子ノーマルヒル。1回目を終えて3位。金を狙いたい丸山選手の2回目。
「笑顔が出ました丸山希。100メートルのジャンプ」
100メートルの大ジャンプを決めた丸山選手。あと2人を残した時点でトップに立ち、メダルを確定させます。
優勝したのはノルウェーのストロン選手(27)。2回とも安定したジャンプで金メダルを獲得しました。
丸山選手は銅メダルに輝き、この種目、平昌大会の高梨選手以来、2大会ぶりのメダルをもたらしました。
(2026年2月8日放送より)


