熱戦が続くミラノ・コルティナオリンピック。スノーボード女子ビッグエアで村瀬心椛選手(21)が金メダルを獲得した。さらに、スピードスケートの高木美帆選手(31)とスキージャンプの二階堂蓮選手(24)が銅メダルを獲得と、メダルラッシュだ。
村瀬心椛 3回目に大技で逆転
まずは、スノーボード・ビッグエアのルールから見ていく。
ビッグエアは平昌オリンピックから正式種目になった。ジャンプ台から技を繰り出し、難度や着地の安定性などを総合的に採点される。予選・決勝ともに3回の試技を行い、背中側・胸側の回転方向が異なるベスト2本の合計スコアで争う。
日本時間10日朝に行われた女子ビッグエアの結果は、日本女子スノーボードで史上初の金メダルを獲得した村瀬選手、ラスト大技で逆転した。銀メダルはニュージーランドのゾイ・サドフスキシノット選手(24)。銅メダルは韓国のユ・スンウン選手(18)。
そして、日本の鈴木萌々選手(18)は6位、深田茉莉選手(19)が9位。岩渕麗楽選手(24)は11位という結果だった。
勝負の決め手となったのは、プロスノーボーダーでスノーボード解説者の田中幸さんによると、左右で大技を成功させたことだという。
1回目は背中側の「バックサイドトリプルコーク1440」で、斜め軸に縦3回転、横4回転。3回目は胸側の「フロントサイドトリプルコーク1440」を決めた。
高木美帆が銅メダル獲得
続いて、スピードスケートについて見ていく。
女子1000メートルの結果は、オランダがワンツーフィニッシュとなった。金メダルがユタ・レールダム選手(27)で、オリンピック新記録の1分12秒31。銀メダルはオランダのフェムケ・コック選手(25)で1分12秒59。銅メダルは日本の高木美帆選手で1分13秒95。
そして、日本の山田梨央選手(28)は1分15秒16で7位。吉田雪乃選手(23)は1分16秒11で16位という結果だった。
空気抵抗を減らした新スーツ
そして、スーツに関して見ていく。
ミズノなどがスポーツ庁からの依頼で開発に成功した、新しいレーシングスーツだ。
この新しいスーツは前回2022年の北京オリンピックの時のモデルから設計を大きく見直して、新たに開発したニット素材を採用することで一定の風速条件のもとで空気抵抗を平均約3%減らすことができたという。
例えば、風を受けやすい肩や頭、ひざの部分は空気を流して抵抗を減らすために凹凸になっている。これで空気抵抗を和らげることができるという。
二階堂蓮 初出場で銅メダル
スキージャンプ男子ノーマルヒルは、二階堂蓮選手がオリンピック初出場で銅メダルを獲得した。
まずは、ノーマルヒルとラージヒルの違いについて見ていく。
違いはジャンプ台。今回のオリンピックでは、ノーマンヒルのヒルサイズは107メートル、赤色で示されている基準点のK点は98メートル。ラージヒルのヒルサイズは141メートルで、K点は128メートルに設定されている。
ノーマルヒルは踏み切りの技術やパワーが重要で、滞空時間が長いラージヒルは飛行技術とスピードが重要とされている。
日本時間10日朝に行われた、スキージャンプ男子ノーマルヒルの結果は、金メダルがドイツのフィリップ・ライムント選手(25)、銀メダルがポーランドのカツペル・トマシャク選手(19)。銅メダルがオリンピック初出場の二階堂選手とスイスのグレゴール・デシュバンデン選手(34)。
そして日本の小林陵侑選手(29)が8位、中村直幹選手(29)が15位という結果だった。
今回の二階堂選手の勝利のポイントは、「ジャンプ台背後の山から吹き下ろす追い風の攻略」と「スキーと体の角度 早く空中姿勢になれるか」だったという。
(2026年2月10日放送分より)







