野球の世界一を決める、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が5日に開幕した。侍ジャパンは6日夜、台湾との初戦に臨む。
強豪との対戦も
WBC連覇を目指す、侍ジャパン。今大会の日程を見ていく。今回、20の国と地域が4つの組に分かれて1次ラウンドを戦う。日本はプールC(C組)で下記の日程となっている。
7日韓国
8日オーストラリア
10日チェコ
それぞれ東京ドームで対戦。5チームの内、上位2チームが1次ラウンドを通過する。
その後はアメリカに舞台を移し、日本時間14〜15日に準々決勝が行われる。そして、16〜17日に準決勝、18日に決勝が行われる。
C組の日本は、1位通過・2位通過どちらにしても、ベネズエラやドミニカ共和国などの強豪がいるD組と対戦する。
MLBの選手が…
WBC連覇を果たすには、チームの結束も鍵となる。
前回大会では、アメリカとの決勝の前、大谷翔平選手がロッカールームでの円陣で「僕から1個だけ。憧れるのをやめましょう」と言ったことが注目された。「相手がメジャーの選手でも気後れするな」ということで、この発言によりチームが心を一つにした。
そして、実は日本が優勝した2006年の第1回大会でも…。アメリカ戦の前、当時マリナーズのイチロー選手が「アメリカの選手はいい選手もいるけど、大したことない選手も多いよ」とみんなに話したという。最初の合同練習のランニングでも積極的にダッシュし、他の選手を驚かせたという。
これらのエピソードは、当時の侍ジャパンの監督・王貞治氏が、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏と対談した時に明かしたもの。王氏は「イチロー君が先頭に立ってくれた」と話していたという。つまり、過去に結果を出している時は、メジャーのトップ選手がチーム全体を引っ張ることもあった。
前回と同じ場所で決起集会
開幕を前に侍ジャパンは1日、決起集会を開いた。サポートメンバーを含む侍ジャパン全選手が参加した。
この決起集会優勝した前回大会と共通点がある。それは、同じ開催場所だ。大阪市内にある創業55年の老舗焼き肉店「明月館 上本町本店」で開かれた。前回ここで決起集会を開き優勝したので、ゲンを担いだのかもしれない。
そして、もう一つの共通点は支払いの担当。前回は、当時最年長だったダルビッシュ有投手(当時36)が支払いを済ませた。今回も、支払いはすべて最年長の菅野智之投手(36)が済ませたという。
実は日本のプロ野球界には、年俸や入団年数にかかわらず、こうした席では最年長の選手が払う“暗黙のルール”があるという。
“本気”の米国 最強軍団
そして、侍ジャパンにとって最大のライバルとなりそうなのがアメリカだ。野球の母国が、本気モードになっている。
メジャーリーグのオフィシャルサイト「MLB.com」では、今回の大会を次のように位置づけている。
この敗戦からのリベンジを誓うアメリカは、今回、スター選手が集結している。その舞台裏をアーロン・ジャッジ選手(33)が明かしている。
前回大会は、アメリカ代表ではなく、日本との決勝をテレビで見ていたというジャッジ選手。アメリカが負けた瞬間「3年後だな」と選手仲間にメッセージ送った。すると「やり返すぞ!」といった返信が次々とあったそうで、この時のことをジャッジ選手は「みんな燃えてたよ」と話している。それから間もなくデローサ監督から「キャプテンをやってくれ」と電話があり、ジャッジ選手は承諾したという。
つまり、3年前から今回の大会に向けて動き出していた。
「アメリカ史上最強軍団」と呼ばれる主な選手を見てみると、チームの主将はニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手。過去3度のMVPと3度の本塁打王を獲得。類いまれなるリーダーシップを持っていると言われる。
他にも、去年のナ・リーグのサイ・ヤング賞、ポール・スキーンズ投手(23)。同じく去年のア・リーグのサイ・ヤング賞、タリク・スクーバル投手。去年にMLB史上7人目となるシーズン60本塁打を達成したキャッチャーのカル・ローリー選手(29)などが控えている。
(2026年3月6日放送分より)





