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2026年3月11日 19:21

【WBC】侍ジャパン準々決勝の相手は?齋藤隆氏が分析「破壊力ドミニカか巧者ベネズエラ」

【WBC】侍ジャパン準々決勝の相手は?齋藤隆氏が分析「破壊力ドミニカか巧者ベネズエラ」
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1次ラウンド・プールCを全勝で1位で通過した侍ジャパンは、アメリカ・マイアミで行われる準々決勝(日本時間3月15日)でプールD2位と対決する。

侍ジャパンと準々決勝で対戦する可能性があるプールDでトップ争いをしているドミニカ共和国とベネズエラの両チームについて、現地で取材している元メジャーリーガーの齋藤隆氏が分析した。

破壊力のドミニカ共和国

10日 ローンデポ・パーク 1次ラウンド・プールD イスラエル 1対10 ドミニカ共和国

Q、ドミニカ戦を見た印象は?
元メジャーリーガー齋藤隆氏
「やっぱり(打線の)破壊力は、間違いなくドミニカ共和国に(分が)あるなという印象があります。
前回の試合(オランダ戦)よりも少しだけ緻密に見えました。
四球を選んで1安打で5点を奪ったのは評価すべきところかなと思います」
マニー・マチャド選手(ドミニカ共和国)
マニー・マチャド選手(ドミニカ共和国)
「それからピッチャー陣ですね。点を取ってもらった後に失点しているところが目立ってはいましたが、今日は5人のピッチャーを使って四球も1つ、1失点に抑えています。
楽しくお祭りのように野球をやっているのは相変わらずですが、少しずついいところが見えてきたなという感じがします」

試合巧者のベネズエラ

10日 ローンデポ・パーク 1次ラウンド・プールD ニカラグア 0対4 ベネズエラ

Q、ベネズエラ戦を見た印象は?
元メジャーリーガー齋藤隆氏
「ベネズエラは5安打で4得点を取っていますが、ほとんどR.アクーニャJr.選手(28・ブレーブス)絡みと言ってもいいぐらいの点の取り方、絡み方です。
彼がリードオフマンとしては最高の働きをしたというところですかね。
内容としては全く危なげないと言いますか、ベネズエラは非常にいいゲーム運びでした。
ノーヒットで先制点を取って、そこからホームランで追加点、本当にテンポよく4点を取っていった展開でした」
R.アクーニャJr.選手(ベネズエラ)
R.アクーニャJr.選手(ベネズエラ)
「ボクシングに例えると、決してアッパーカットのような強烈なパンチは持ってないですけれども、ずっとジャブを打ち続けながら相手をノックアウトするようなチーム、それがベネズエラ。
今日の試合はまさにそういう展開のゲームでした」

「キーマンは1番バッター」

Q、ドミニカ共和国、ベネズエラのキーマンになる選手は?
元メジャーリーガー齋藤隆氏
「どちらも1番バッターです。
ドミニカ共和国はF.タティスJr.選手(27・パドレス)、ベネズエラはR.アクーニャJr.選手。
彼らが攻撃のキーマンになると思います」
「良さから言うと彼らは破壊力、長打もありながら走力を持っていて、どんな形でも出塁することが可能な素晴らしい1番バッターです。
これはもう両選手に共通して言えることです」
F.タティスJr.選手(ドミニカ共和国)
F.タティスJr.選手(ドミニカ共和国)
「実はもう一つ、共通して言えるのが、何でもできる優秀なプレーヤーゆえに、有り余って暴走してみたり、淡白にフライを打ち上げてみたりする場面もあります」
「良くも悪くも彼らがどういう形で1番バッターとしてチームを引っ張っていくのかというのは、やっぱり彼らをキーマンとして挙げざるを得ない、いいところも悪いところも持っていると思います」
三盗を仕掛けるR.アクーニャJr.選手(ベネズエラ)
三盗を仕掛けるR.アクーニャJr.選手(ベネズエラ)
「それから、ベネズエラはS.ペレス選手(35)という大ベテランの司令塔のような選手がいます。
彼が出場するか否か、あるいはキャッチャーではなくDHで出場するのかどうか。
様々な打順の組み方が考えられますが、S.ペレス選手が出てくるとドミニカ共和国の各バッターの欠点を全て分かっていると思うので、コーナーワークなどを用いながら、ドミニカ共和国の打線を抑え込んでいく可能性があるんじゃないかと思います」
S.ペレス選手(ベネズエラ)
S.ペレス選手(ベネズエラ)

侍ジャパンの勝機は「シンプルな野球」

元メジャーリーガー齋藤隆氏
「ドミニカ共和国もベネズエラも破壊力があるのはとてもよく似ています。
ドミニカ共和国は聞いていただいたように本当に破壊力抜群です」
「ベネズエラの方は少し日本の野球に近いような緻密な野球もできる分、対戦相手としては少しやりづらい部分も出てくるのかなと感じています」
V.ゲレーロJr.選手(ドミニカ共和国)
V.ゲレーロJr.選手(ドミニカ共和国)
「どちらも日本にとって強豪というのは間違いありません。
しかし、細かな部分、今日も2つ三塁への盗塁でアウトというには少し暴走に見えてしまうような部分がありました」
「日本はやっぱり細かく、確実に取れる点を奪いながら、抑えられる失点を抑えていくという、とてもシンプルですけど、それができるため、日本の勝機はあるのではないかと思います」
チェコ戦で勝利した侍ジャパン
チェコ戦で勝利した侍ジャパン

破壊力抜群のドミニカ共和国か、それとも緻密さも兼ね備えたベネズエラか。
準々決勝でどちらが侍ジャパンの前に立ちはだかるのか。
世界屈指の強豪同士の一戦は、3月12日午前9時(日本時間)にプレーボールを迎える。

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