侍ジャパンは3月15日(日本時間)、準々決勝でプールDを2位で通過したベネズエラと対戦する。
先発のマウンドには山本由伸投手(27)が立つ予定だ。
一方、ベネズエラはR.スアレス投手(30・レッドソックス)が先発予定である。
侍ジャパンの連覇に立ちはだかる存在となりそうなのが、このR.スアレス投手だ。
侍ジャパンの前に立ちはだかる技巧派左腕
R.スアレス投手は2018年から昨季までフィリーズでプレーし、今季からレッドソックスに加入した。
先発とリリーフの両方を経験しており、メジャー通算187試合に登板、防御率3.38を記録している。
2024年から2年連続12勝を挙げるなど安定して試合をつくれる投手で、ベネズエラ投手陣の中心的存在だ。
投球の軸となるのはシンカーとチェンジアップ。
シンカーが28.5%、チェンジアップが19.1%と、この2球種で投球の半数近くを占める。
さらにカットボール(17.8%)を織り交ぜ、打者のバットの芯を外してゴロを打たせる技巧派左腕として知られている。
大舞台でも結果を残す
R.スアレス投手は大舞台でも力を発揮してきた。
2022年、パドレスとのナ・リーグ優勝決定シリーズで先発し、5回2安打自責点1と好投し、勝利投手となった。
アストロズとのワールドシリーズでも、5回4安打無失点とアストロズ打線を封じこめ、この年のポストシーズンで2勝目をあげた。
さらに昨年、ドジャースとのナ・リーグ地区シリーズでは、山本投手と同じ試合に登板。
フィリーズ2番手として5回4奪三振1失点と好投し、勝利投手となっている。
4年連続でポストシーズンに登板しており、4勝1敗と大舞台での実績は十分で、侍ジャパンにとっても警戒すべき投手と言えるだろう。
三振を量産する山本投手と、変化球でゴロを打たせるR.スアレス投手、タイプの異なる両投手の投げ合いも注目のポイントとなる。
日本人打者との対戦経験
R.スアレス投手は侍ジャパンの主軸打者とも対戦経験がある。
中心選手である大谷翔平選手(31)とはレギュラーシーズンで2打数1安打。
昨年の地区シリーズでは、3打数無安打に抑えている。
一方、鈴木誠也選手(31)には、6打数2安打(1本は三塁打)で打率.333、出塁率.500を記録されており、鈴木選手とは相性が良いと言えない数字となっている。
また、被打率(2025年の投球成績)を見ると
対右打者 .266
対左打者 .217
と左打者を得意としていることも数字に表れている。
大谷選手や吉田正尚選手(32)ら左打者が多い侍ジャパン打線にとって、左腕R.スアレス投手攻略の鍵を握るのは右打者となりそうだ。
鈴木選手や岡本和真選手(29)がどこまで攻略できるかが、試合の大きなポイントとなる。



