世界ラリーは一般公道を封鎖し、1台ずつがタイムを競うモータースポーツです。その世界ラリーの日本大会「ラリージャパン」が今年は5月開催で28日に開幕です。
去年は50万人が愛知・岐阜に来場。地元、そして全国からファンが集まりました。年々、熱気は増すばかり。コツコツまいた種が今、まさに芽が出て根付いています。
ラリー普及活動でファンを
実はラリージャパン(愛知・岐阜)が始まる3年前から、愛知の小学校でこんな取り組みがスタートしていました。
それは校庭での出張授業。迫力ある走りを子どもたちの目の前で披露します。
3月、愛知でのイベントでは、マシンの助手席へ乗り、実際にそのすごさを体験しました。
そして、ラリーの迫力を私たちも体験しました。ハンドルを握るのは、トヨタの勝田貴元選手(33)。今シーズン2度の優勝を飾ったトップドライバーです。
そんなラリーの普及活動もあり、愛知・岐阜を中心にファンは増加。ただ、増えていたのはファンだけではありませんでした。
子どももモータースポーツ
伊藤新太さん(13)と啓太さん(13)。愛知県に住む双子の中学生です。
ラリージャパンを生で見たことをきっかけに、ラリーのとりこに。推しのドライバーはもちろん、勝田選手です。
「世界ラリーで今戦っているところがすごい」
新太さん
「ラリージャパンで優勝してほしい」
世界で戦う勝田選手への憧れ。その思いが募り、飛び込んだのがレーシングカートです。
「将来、世界ラリーで優勝できるドライバーになりたい」
新太さん
「ラリードライバーになって、一番上のカテゴリーで優勝したい」
愛知を中心に、モータースポーツを志す子どもも年々増加中なんです。
女性ドライバーも増加
そして近年、女性ドライバーも増えています。
女性だけの大会も愛知・岐阜を中心に行われる中、そこにあったのは託児所。子供を預けることができます。
競技に打ち込みやすい環境作りも、女性ドライバーの増加につながったといいます。
「子どもを連れていけない、預けられないから、ラリーを諦めている方も結構いると思う。諦めてた人たちが前向きに出て来れば、もっともっとラリーも盛り上がる」
名古屋城舞台にイベントも
子ども、そして女性にも徐々にラリーが浸透していく中、沖縄では、大規模なサーキットがなく、モータースポーツが盛んではありません。
この地で普及に乗り出したのが豊田章男会長。世界ラリートヨタチームの代表も務めます。
この日、地元のドライバーが参加できる大会を開催しました。
「ラリーは沖縄では新参者のスポーツ。こういう大会でラリー文化が育ったらいい」
マシンを間近で見られるだけでなく、子どもが楽しめるスポットや音楽ライブなど、ラリーとエンタメをコラボ。お祭りのような空間を作っていました。
「笑顔が増えてくれれば、『モータースポーツっていいな』と思ってくれれば最高」
ラリージャパンは、今年5年目。より多くのファンが見込まれる名古屋城を舞台としたイベントも予定されています。
地元にまいた種はしっかりと根を張り、今、さまざまな形で芽を出し始めています。
(2026年5月27日放送分より)








