6月絶好調のドジャースの大谷翔平選手(31)。4日は二刀流での出場でした。6勝目をかけたマウンド、和田毅さんにたっぷりと解説していただきます。
まだまだ上がる「調子」と「数字」
ここまで9試合で防御率0.82。サイ・ヤング賞への期待も高まる大谷選手。ダイヤモンドバックス戦、まずは調子を上げてきているバッターからです。3日、出塁率リーグトップに立ちました。
1回、痛烈な当たりで19試合連続出塁をマークします。そして、ピッチャー大谷。前回は、6回ノーヒットピッチングを見せました。
1回ウラ、制球が乱れましたが心配無用。160キロのストレートなどで三者凡退に打ち取ります。
2回。2点の援護をもらった大谷選手。159キロのストレートで三振。今度はスイーパーを左打者の内角にグイッと曲げ、連続三振。3回までノーヒットピッチングを続けます。
しかし4回、10イニングぶりにヒットを許した大谷選手。ランナー2塁のピンチ。この日最速161キロのストレートで得点を与えません。その後も158キロのストレート、126キロのカーブ。連続三振で無失点を続けます。
ところが、6回。再びランナー2塁1塁のピンチ。対するは、コービン・キャロル選手(25)。158キロのストレートでダブルプレー。大谷選手、ガッツポーズ!
6回、2安打無失点で日本人トップの6勝目。注目は防御率。規定に1イニング届かずとも、0.74と驚異的な数字を残しています。
ここでは終わらないのが大谷選手です。9回、打席に立つと、この日3安打で5度の出塁。打率を3割に乗せました。
大活躍 なぜ打たれない?
投げても打っても異次元の活躍ですが、中でもピッチャーとしての成績は、和田さんはどうご覧になりますか?
防御率0.74ということで、打たれないのは見ていて分かりますが、なぜここまで打たれないのでしょうか。
「特にストレートが今年はすごいなと思いますね。ストレートでよく空振りがとれていると感じます」
ストレートの空振り率が3割近く、過去一番高い数字を残しているんですよね。
1塁側に立っているとよりシュートして感じるんですね。
ストレートと比べてということですね。重ねて見ると本当に途中まで分からないですね。他にも打たれない秘訣があるということですよね。
キャッチャーのスミス選手も「本当に打者の意図を読むのがうまい」とコメントをしていました。
日本人初のサイ・ヤング賞へ
「素人が言うのも何なんですけど、大谷投手のピッチングを見ていて、荒れ球というんですかね、時に制球が乱れるような投球もありながら、投げ切って点を取られないという。この荒れ球って和田さんから見るとどういう状況と考えられますか?」
「狙い球は絞りづらくなりますが、サイ・ヤング賞を目指していますので、規定投球回数を考えると球数はどうしても増えてしまいますので、1イニングでも多く投げるためには球数は少なくしたいなと思います」
「球数を多くしている要因でもある。それでも点を取られないというのは、二刀流だからみたいなところはあるんですかね」
「打者としての感性がすごく大きいと思います。他の投手にない要素ですので」
「本当にサイ・ヤング賞って実況でも言ってましたから、これ、規定投球回数に乗っけてほしいし、そのうえでサイ・ヤング賞をとってほしいですね」
「逆算してきっと投げているってことですよね」
「逆算していると信じたいです」
(2026年6月4日放送分より)


