【明治安田J2リーグ】カターレ富山 4−0 FC今治(8月22日/富山県総合運動公園陸上競技場)
FC今治のMF中井卓大ピピが、往年のアンドレア・ピルロ(元イタリア代表MF)のような美しいフィードでチャンスメイク。ファンの視線を釘付けにしている。
今治は8月22日、明治安田J2リーグ第3節でカターレ富山と対戦。ダブルボランチの一角で先発した中井はビルドアップの中心を担い、39分には美しいフィードで決定機を作り出す。
自陣中央でボールを受けた中井は、顔を上げた状態で周囲を見渡す。そして相手のプレッシャーが弱いと見るや、右足から縦のフィードを繰り出した。
バックスピンがかかった絶妙なボールは、相手最終ラインの裏に抜け出したFWエジガル・ジュニオルの前方へ。そのまま抜け出せば決定機という場面だったが、エジガル・ジュニオルが富山のDFカン・ミヌに身体を入れられてシュートには繋がらなかった。
「今治はピピくんやっぱりいいねぇ」
それでも、魅惑のパスセンスが光ったこの場面にはSNS上のファンも反応。「やっぱ色々意見はあれどピピがスイッチを入れられるのは間違いない」「ピピさん上手いやん」「今治はピピくんやっぱりいいねぇ」「一級品のパス」など称賛の声が相次いだ。
滋賀県出身で現在22歳の中井は、9歳で世界最高の名門レアル・マドリードの下部組織に入団(日本人初)。16歳でU-19チームに入るなど順調にカテゴリーを駆け上がってBチームまで辿り着いた。トップチーム昇格こそ叶わなかったものの、直近3年間はスペインの下部リーグで研鑽を積み、今年7月に今治と契約。初のJリーグ参戦となった。
ちなみに、「ピピ」は泣き虫だった幼少期の愛称で、Jリーグでは「中井卓大ピピ」を登録名とし、ユニホームネームにも「PIPI」を入れている。
この日の中井は、71本のパス成功と4回のタックル成功がいずれもチーム最多を記録。ただ、今治は富山に0−4の大敗を喫して開幕3連敗となっており、中井もチームもまだまだ改善が求められる。
(ABEMA de DAZN/明治安田J2リーグ)